1を訊かれりゃ30しゃべるオタク主婦45歳、書きたい放題にも程がある日記。
Author:星ゆう輝
人生45年、オタク歴30余年、母親業18年。
老眼とボケが迅速に進行中。
一人息子が卒業し、のほほんに磨きがかかってきました。
「胡蝶の夢」に続く、実相寺監督によるウルトラマンマックス「狙われない町」を観る。
前回ほど趣味に向かってぶっ飛ばしているわけでもなく、淡々としつつもまとまっていて、なかなか良かった。
なんといっても、寺田農氏演じるところの、年老いた人間形態メトロン星人が素晴らしい。
マックスを自室に招いてあれこれやり取りするくだりは、もう私はこらえきれなくてゲハゲハ笑うしかなかった。
「どう見ても『イチビリ』です。本当にありがとうございました」
経験を蓄えた年寄りが、若造をここぞとばかりにいたぶって、おちょくって、言いたいことはしっかり言って、風のように去って行く。まさにこれこそ老いたる者の特権の一つかもしれない。なんて楽しそうなんだろう!
セブンのアイスラッガーでドタマをカチ割られ、母星に帰ることもできず、怪獣倉庫に隠遁し続けたメトロン星人の40年間。(ん? てことは、北川町ってのは怪獣倉庫のある辺りってことですかいw)それは、セブン放映を幼児として観て来た、私たちが過ごして来た40年そのもののはずである。
40年。どれほどいろんなことがあっただろうか。地球人の良いところも悪いところもしこたま味わったことだろう。
40年前、メトロン星人にとって地球人は、「堕落させて自滅させれば良い」と思わせる存在だった。人間の社会は人と人との信頼しあう心で成り立っている。ならばその信頼感を無くさせ、自制心などの良識も取り払う薬物をばら撒けば、暴力的な行動など取らなくても効率の良い侵略活動が出来る筈である・・・・・・だがその目論見はセブンによって打ち砕かれる。
40年が過ぎ、21世紀のこの日本で、「怪しい宇宙人」に対してアホみたいに単調な威嚇しか出来ない若きヒーローに向かってメトロンが言い放つ言葉のシビアさは、なかなか背筋が寒くなるものであるかもしれない。
だが、シビアな結論とは裏腹に、メトロンはかなり日本での生活、文化などを愛好していたのだろう、いろんなことがどうでも良くなるほど老いたとはいえ、ノスタルジックな惜別を感じていたのだろう、と信じてしまう私であった。
それほどまでに、メトロンの住まう現代の北川町、そしてかつてセブンと、今マックスと対峙する夕焼けの空と河の美しさは見事だったのである。殴り合い一つするでなく、静かに去ってゆくかつての侵略宇宙人は、どこか切なく、哀しく、軽やかだった。
カッコイイ、あんた格好良いよ、メトロン!
おもむろに「狙われた町」の方も観てしまったわけだが、最後の「でも安心してください、これは遠い未来のお話なのですから」というエピローグがブラックさ一番だったかも知れない。セット鑑賞が是非お薦めである。
宇宙人の日本での隠遁生活40年。その間のドラマに興味があるなぁ。変わってゆくのには十分すぎる時間だけど。
変わり果てるっていやぁ、グイン・サーガ最新刊「風の騎士」が、これまたなかなか凄まじかったのだった。僅か数年の間に、どの主要キャラにも激変が訪れるのが当たり前のグインの世界で、「いやぁこいつ本質まったく変わってないよ、前からストーカー気質のヤヴァい奴だったし」とも言えるとは言え、平凡かつ真っ当な好青年であった人物がここまでのオソロシイ存在として蘇って来たとはなかなか欣快である(ォィw
「俺をあんな目に合わせて、こともあろうに『忘れやがった』某、某!」
ごめん。爆笑。
忘れてしまっていたのは某様じゃなくて単にさくs(ry モゴモゴッ
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