口八丁よろず日記

1を訊かれりゃ30しゃべるオタク主婦45歳、書きたい放題にも程がある日記。

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星ゆう輝

Author:星ゆう輝
人生45年、オタク歴30余年、母親業18年。
老眼とボケが迅速に進行中。
一人息子が卒業し、のほほんに磨きがかかってきました。

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仮面ライダーカブト12話 2006-04-16-Sun

 さぁお楽しみ、仮面ライダーカブト、今週も爆笑路線大進撃だ!

 天道家の朝食シーンのBGMが代わっていて、思わず「クロトカゲ先生っ!」と叫んでしまった。だってTMOの芸術の授業でかかる音楽と同じなんだもん。

「お前はまだ知らないんだ。『トモダチ』という言葉の意味の恐ろしさを」

 天道君、いつもながら恐ろしい提言だね。樹花ちゃんがその真意を知るのはまだ遠い先かもしれない。

 善なる意味で認識されながら、実はひどい誤解がまかり通っていたり、含まれる意味の多様さゆえにほぼ総ての人が真意を知らない概念というものはある。

 天道総司が「恋」や「愛」という言葉ヅラの恐ろしさについてまで言及する日は来るのだろうか?


 さて天道に「お前は大事なことを忘れている」と突き放され、落ち込みながら岬と食事する加賀美君。場所が立ち食い蕎麦屋であり、岬の異様な蕎麦の食べ方などなど、「こりゃぁ押井守氏へのオマージュシーンか」と可笑しかったのは言うまでも無い。

 ドレイク・大介君がどこにも属したことのないフリーランサーであること、連れているゴンという少女が記憶喪失であること、などがZECTの調査報告で判明。困ったことに、お笑い路線の今回、加賀美パパの気取った例え話もギャグの領域に達しているように見えてしまった。もっと的確で簡潔なモノの言い方ってものもあるでしょパパ。

 一仕事終えて、サルに食事にやってくる大介君とゴンちゃん、天道君と相席に。接客態度がなってないひよりに対しても、彼なりのおべんちゃらを欠かさない大介。「なにこの信用できそうもないバカ」と言わんばかりの、ひよりの嫌そうな表情が最高である。大介のこういう態度は、阿呆な女はそれなりに騙せるが、ひより相手に通じるものではないのだった。

 さてさて。風間大介は「フェミニスト」として多くの人が捉えていると思われる。
 これに頷いた君たち。ちょっとグーグルでもWikiでもいいから「フェミニスト」という言葉の意味を調べてみていただきたい。

 そう、今回のエピソードで天道総司が引っぺがす虚ろな仮面とは、自称フェミニストのそれだったのだ!

 サルでは販促キャンペーン中なのか、当たりが出たら100円引きのスクラッチカードを配っていた。易々と当たりを引くゴンと大介に対して、ハズレの天道。ちょいギレしたのか、当たりが出るまでスクラッチに挑む天道君。

 ぉぃぉぃ。

 売り言葉に買い言葉、いったいどちらの方が女性にモテるかという勝負にまでなってしまった。
「一時間後、風ヶ丘公園にどれだけたくさんの女性を連れてこられるか」という勝負である。

 こういう勝負ネタの脚本というのは、話が作りやすい反面、グダグダになりやすい。自然な形で巧く流れを作るのは至難の業なのである。さて、お手並み拝見と行こうかね。

 女子学生がたくさんいる大学に乗り込み、まず女子プロレス部の部室に押しかけて、「ぁんだぁテメェ?」とすごむ女性レスラーの卵達に「(自分の美をないがしろにして)実にもったいない!」とアルティメットメイクアップを振るう大介。

 女レスラー総て陥落。

 次の獲物は女性ヤンキーの巣窟かコレ。さらに凄みを増したアネゴ連にも容赦なくピンクのバラが咲き乱れる。

 女ヤンキー総て陥落。

 着々と手駒を増やす大介に対して、当たりが出るまで延々とスクラッチを続けるだけの天道君。何たるガキっぽさだ、天道総司ってこういうキャラだったのか?!

 11話のレビューで私は「起きているのはパラダイムシフトだ」と述べたが、この行動はそのクライマックスかもしれない。遥か高みから総てを見下ろしているかのような得体の知れない奇態なヒーロー、天道総司の意外なバカさ加減を演出し、多くの視聴者と同じ高さの地平まで引きずり下ろしてみようという試みか。

 いみじくも夫の人が「ウルトラマンで、ハヤタ隊員がスプーン持って変身するみたいなもの」と言った。
 キンキラポロリン(☆д☆)!! 閃くと同時に目からウロコが落ちた音がっ!

 生真面目で、今ひとつキャラの立っていなかったハヤタ隊員が、カレー食べてる途中で変身の必要に迫られ、変身アイテムと間違えてカレースプーンを高々と掲げてしまった、あのシーン。伝説と化しているエピソードである。ウルトラマンは何十年にも渡って多くの人に愛されてきた、日本最高のヒーローの一人。多くの大人が、ウルトラマンのことを目を輝かせて語るだろう。
 あの怪獣が、あの闘いが。ゼットンとの最後の死闘など、それはそれは多くの語りが日本中で繰り返されてきただろう。

 だが、実は、もっとも多く語られたのは、あの「スプーン掲げちゃったシーン」なのではあるまいか?

 それは、シリアスな世界に突如放り込まれた「笑い」だったのだ。だからこそ、印象的であり、また、ハヤタを愛すべき存在として視聴者の胸に刻み込むことになったきっかけでもあった。

 本当は「笑い」というのは恐ろしいものなのである。その詳細については長くなるので今は省く。
 ただこれだけ。
「人は、他人を蔑み、自分に優越を感じた時、楽しく可笑しい気分になって笑うのである」という事実をのみ。

 やっと当たりを引いた天道は、おもむろに約束の公園に向かう。勿論、独りである。圧倒的な数の女性達を従えて、さらに事前に仕事でメイクを施した美女も加えて迎え撃つ大介。

 だが、仕事でメイクした美女一人を残して、他の女性は全部天道に駆け寄ってしまった。「天道さんよ!」「天の道を行き、総てを司るぅ」と、あのポーズを真似ながら。

 何故そこまで有名人なんだ天道。引きこもりのニートだと思っていたのに。実はアレか? ブログアイドルかなにかか? 天道イズムを日々ネットで披露しつつ、若き女性のお悩み相談とか、やっていたりするのか?


 瞬時に敗北を悟った大介の「フェミニスト」の仮面が剥がれ落ちた。
「だが、量より質だ。この女性が一番美しい」と、自分の方に残った美女を示す。

「女性は比べるものじゃぁ無い。おばあちゃんが言ってた、総ての女性は等しく美しい、ってな」

 大介君よ、君の完敗だ。君はフェミニストでもなんでもない。あらゆる意味で、そうじゃない。君がやっていたことは「自分の理想の型に女性をはめること」に過ぎなかったのだ。

まぁ自称フェミニストなんて野郎は、大抵がこういう手合いの、自分勝手な理想論で生きている愚か者集団なのが現状だがね。

 未だ「フェミニスト」「フェミニズム」の意味を知らない諸兄においては、独自に調べていただきたい。ついでに「レディファースト」という言葉についても調べていただくとなお一層よろしかろう。

 大介に付いていた美女は、実はワームの擬態に過ぎなかった。女性たちを逃がし、戦闘に入る天道達。
 先週以来へタレっぱなしで、オロオロするだけの加賀美坊やに、天道が覚悟を決めさせる。

「トモダチという言葉に甘えて、俺を頼るな。なぜZECTに入ったのかを思い出せ!」

 アホだけど、目覚めも早い加賀美、すぐさま戦闘態勢に。小さな銃ひとつでワームにきりりと立ち向かう。

「そうだ、トモダチじゃない」
「今度家に遊びに来い、とびきり美味いものを喰わせてやる」

 ああ・・・・・・良い話だ。友達。トモダチ。なぜ天道がこの言葉が嫌いなのか。友達、というのが、甘えあって寄りかかりあって依存しあう存在だということならば、闘う使命を背負った人間にそんなものは不要どころか迷惑でしかないのだ。天道が認めるのは、闘う使命と覚悟を自覚し、しっかりと自分の力だけで立てる、そんな存在なのだ、ということなのだね。

 美女に擬態していたワーム、美女の面影を出しながらドレイク・大介の籠絡にかかる。戦闘意欲を失う大介。あっさりそれを撃破し、「奴らは人の心の弱みに付け込む、惑わされないことだ」と忠告して去ろうとする天道だったが・・・・・・?

「お前の言うことは正しい、だが、気に食わない!」
 カブトに殴りかかるドレイクで、今週は終了。

 ミもフタも無い子だな、大介君。正直なのは評価するけどさ。
 先週から続いたお笑い路線、箸休め的な存在として悪くは無いかもしれない。だが、天道をたまに地上に降ろすのはいいとしても、ぶっ壊すところまでは行かないよう切に望むものであります。


 さて来週は、早くもヤグルマソウ復帰か。育ちっぷりを楽しみにしておるぞよ!

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