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2012. 02. 24  
やる夫歴史シリーズにハマってしまって数日。
マリア・テレジアとプロイセンの大王との丁々発止が未完のままだというのに泣き濡れて、アレクサンドロスを追い、ディアドコイを追い、プロイセンに戻ろうとして何故かスウェーデンの獅子王まとめなう。

「やる夫が北方の獅子王になるようです」

北方の獅子王。
すなわち、スウェーデンのグスタフ・アドルフのこと。

つっても私は無知なので、昨日まで名前も知らなかった御仁ではある。

が、このまとめスレに登場するグスタフ王とその宰相アクセルは、とてつもなく魅力的に描かれていると思うのだった。
二人とも、とんでも無いまでに頭が良いのだ。
「男の最高の魅力、エロスはすなわち知性に宿る」
と信じている私にとっては、二人とも超絶知的イケメンである。眼鏡をかけてはいなくても、ギンブチ美形、というやつである。

歴史の無い国。生まれたばかりの王朝。人脈も経済力も無い。そんなスウェーデンが強くなるために、何が必要か。お金の無い国で、強い軍隊を持つにはどうすべきか。
まったく方向性の違う知性と明察の持ち主の二人が、強固な連携のもとにそれぞれの最善を尽くす。
外交を上手くやること。制度を改革すること。戦術や兵器の改造に至るまで、細心の知恵と工夫を凝らすこと。
特に軍政の改革についての詳細な解説は、ゾクゾクするほど面白い。兵科、というものの分類や意味もようやく判ってきた。歩兵、騎兵、砲兵など、それぞれに相性のようなものがあるということの説明と、それをジャンケンに例えるあたりの噛み砕き方のセンスには脱帽だ。

どの兵科にも弱点、苦手があるのなら、どんな相手にも強い無敵の軍ってのは無いのかい? という無茶な欲求と夢想から、それなりの答え(三兵戦術)をちゃんと算出してしまうくだりの知的興奮度の高さたるや、フィクションの冒険だの一騎打ちだのの娯楽性がアホらしくなって見る気も失せるレベル。今期のアニメ視聴がますます減りそう。生き残れるのはモーレツ宇宙海賊くらいですな。
で、三兵戦術をさらに洗練させたのがナポレオン、と。ついでに、風雲児たちに出てきた蘭学好き垂涎の書「さんぺいタクチーキ」という頓狂な響きの洋書が、この三兵戦術についての書だったというのを今初めて理解する。なるほど……そりゃ、喉から手が出るほど読みたくなるよね。




さて、やる夫テレジアシリーズと北方獅子王シリーズはそれぞれ作者様が異なるらしいのだが、使用するAAがかなりかぶっている。

で、どちらのスレでも私の心をガッチリ掴んでしまう人物を、同じAAキャラが担当していた。
テレジアの方ではマクシミリアン・ユリシーズ・フォン・ブラウン。
北獅子王の方ではアルブレヒト・フォン・ヴァレンシュタイン。
どっちも名前の響きがいいやな。
振る舞いも滅多矢鱈と男らしい。

で、こんな顔をしておられる。

       _ , r ‐ ' ´ ̄ ̄` ' ‐ - 、
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  /;;;;;;;;;ヘ ヨ   `ー' r'   `ー‐´  | ' ノ;;; ヽ
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 { ヽ、;;;;;;;;;;;;|      _    |;;'//;;;;;ヽ,
´ヘ;;;、  ヽ'、;ヘ、 '´ ̄ ̄   ̄` ノ /;;;;;;;)ヽ /ヽ
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  ヽ;;;;;,,, ヽ、 ヽ;;;;`ー‐‐´;;'/;;;;'''''' ´/


レスポンスではしばしば「魔王さま」とコールされ、大変人気のようである。

調べてみたら「皇国の守護者」という作品の人物とのこと。いつか読むリスト追加。


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2012. 02. 21  
最近、ずっとこのスレを読んでいる。

「やる夫・テレジアが女帝になるようです」

こともあろうにマリア・テレジアをやる夫に据えて、AAでその人生と周辺事情を綴っていくという大作。
めっぽう面白くて、読みやめられない。
アニメもマンガもアジモフ博士の歴史書すらも、只今現在この面白さを越えられない。それくらいハマリ中。

AA。アスキーアートとは、なんと素晴らしいものだろう。
日本が世界に誇れる表現文化の一つだと思う。
そしてやる夫シリーズなどの持つ意味の奥深さを同時に考える。

長年にわたって蓄積され続けた膨大なAAの宝庫から、状況やキャラに適応したものを選び出し、貼り付け、リアルタイムでの応酬を加えながら発展していく表現の流れ。

AAは記号の集合であるから、データとして大変に軽い。扱いやすい。転載も容易だ。
だが、明確かつ端的にイメージを伝達することもできる。オタクコンテンツによって普及したイメージがさらにそこに加わって、親近感と理解を増す助けになってもいる。

そうしてあらわれる物語は、小説でもなく、マンガでもなく、ましてや映像でもない。
絵巻物がもっとも近いのかもしれないが、紙や顔料が高価で、かつ物質としての制限を受けるために、やたらと密度が濃くなってしまうそれとはまったく違うメディア、すなわちネット掲示板というものの軽薄さを逆手にとったダイナミックな進行がやる夫シリーズの魅力の一つだ。

まったく商業的でない、多くの無名のクリエイター達とその閲覧者とのコラボによって繁栄して拡散していく知識開陳エンターテイメント。
新時代の教養主義というものはこういった形で花開いているのじゃなかろうか、とも思う。




それにしても世界史もこの辺りまで来ると資料も増えて、色んな面白いエピソードや人物がまさに百花繚乱なんですなぁ、本当にキリが無い。

特に特に、サンジェルマン伯爵! アンタ一体何者ですか。奇々怪々。


あと、ヴォルテールという人の事も、近々掘らなきゃいけないなぁ、と再確認。
このエントリを書いたころからの懸案なんだけどね。読み返すと、この頃私はまだ世界史にさして興味なんか持ってなかったんだよなぁ。変われば変わるものよ。

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2012. 02. 19  
某世界史スレッドにて
「マリア・テレジアが史上最高の美少女」
という説を見る。

マリア・テレジアと言えばかの高名なオーストリアの女帝。そしてマリー・アントワネットの母。ベルばらにも当然登場している。その時の豊満なキャラの印象が強かったので美少女? と首を傾げて画像検索してみたら。

これはビックリ。

目を見張るばかりの美少女画像がありますわな。
そりゃぁまぁ、統治も長いし生涯もそこそこ、後半はかなりふくよかなお婆ちゃん。パブリックイメージが豊満でも仕方なし。

で、この方の人生は、wikiを見るだけでも実に面白い。
統治をし、戦争をし、子供を産みまくり(16人ってwちょw)、ただ一人の夫を愛し続け、夫の死後は喪服しか着なかったという。
愛し、産み育て、仕切り、血みどろの戦争も続ける。人としてこれほど充実した、マルチな人生は他に無いだろう。
で、彼女のwikiにチラッと登場したフリードリヒ2世という人が気になってページジャンプ。

うはっ、この王様もなんか凄く味わい深い!

大王とまで呼ばれて尊敬され愛されてたんですな。




ところが。

高名なフリードリヒ2世という人は、もう一人居たりするらしいのだった。

折よく、ブロ友さんのLegionarius氏のサイトで紹介されていたばかりのお方。

こりゃまた輪をかけてなんか凄い。


個人的に、こういう革命的とも言うべきグローバルな好奇心と開明に裏付けられた知性の持ち主というのが何より好きなんである。

(なお付記しますと、フリードリヒ2世という方は他にも呆れるほど大勢居るのでした)

で、さらにネットを漁っていると、フリードリヒ2世の実験というページを発見。
生まれたばかりの赤ん坊を、一切の語りかけ無しで育成したらどんな言語を話しだすだろうか? という想定で行われた実験の逸話。

ああっ、その話は、私は昔から知っている。
「はみだしっ子」で読んだよ!?

だが、ボケてしまった私の頭の中では、その実験の逸話は
「エジプトのプサメティクの実験をそのまま取り入れたお話かも」
というくだりの記憶しかなかった。
んで、蔵書を漁る。パラパラパラ。どんなにモノを手放しても、このマンガと萩尾望都さんの本だけは捨てないよ。手放すのは死ぬ時か、私が私で無くなるほどおかしくなった時だけよっ。いわば私の聖書のようなもんだわよ。

見つけた。おっとぉ、確かに「ドイツ皇帝フリードリッヒ」と明記してある。プサメティクの名も勿論ある。

こちらのフリードリヒ2世は、異文化交流の多かったシチリアはパレルモで育った。パレルモの街は異種言語の坩堝であった。彼自身も数ヶ国語を普通にあやつるマルチリンガル。
だからこそ、言語の成立に興味を抱いたのだろう。
何十人も赤ん坊を集め、実験は行われたそうな。申し分ない乳母たちを付けて。丁寧に育てるよう指示をして。
が、絶対に守られるべきことが一つ。
赤子に人語を聴かせてはならない。

一切言語を聴かずに育った子供はどんな言葉を話し出すのだろうか?
人類最古のヘブライ語か。それともギリシャ語か。神の言語と言われるラテン語か。はたまた親が話していた言語か。

実験は完璧に行われたが、結果はむなしかった。
赤ん坊は言葉を発する年頃になる前にすべて死んでしまったのだという。


何故、赤ん坊は死んでしまったのだろうか。
はみだしっ子の作者の三原順さんは、登場キャラのアンジーにこう語らせている。

*****************

その赤ン坊は生きてゆくことができなかったってさ

生きてゆくことができなかった……

愛撫されることも

楽しげな顔をむけられることもなく

優しげな言葉もかけてもらえなかったので

*****************

人、あるいは人間という存在にとって、コミュニケーションというものがどれほど大切な、必須のものであるかということを語るためのエピソード。

手にとったついでについ久しぶりに読み耽ってしまったよ、はみだしっ子。何十年の時を超えてなお、私に新しい気づきや感動を与えてくれる奇跡の書。嗚呼、もし100億円が私のものであったなら、どこかここぞと見込んだ製作会社にまるごと支払って、はみだしっ子のアニメを作ってもらうんだけどなぁ。



なお先述の大王の方のフリードリヒは、マキャベリの君主論に真っ向からケンカを売るような論文を発表していたらしい。
君主論、大好きなんだけどな。さて大王はどんな反論を述べておられるのか。


で、こんなスレッドを発見。「やる夫の君主論とできる夫の批判」

本家の論文取り寄せてちゃんと読めよ! ってか。そりゃごもっとも。けどちょっと今積ん読が溜まってて。ついついこういう手軽なネットのまとめ資料の方に食指が動いちゃうんだよね。イカンですね。なっとらんですね。

今ちょっとモバゲーやったりもして、かなり人生がとっ散らかりすぎている気がする。FFブリゲイドの自キャラはレベル60(戦士10赤魔10シーフ4)になりました。踊り子目指してます。って、ホント阿呆かワタシはw


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2012. 02. 15  
FFブリゲイドにさらにハマってしまって、困った、困った。
ただいまキャラレベル42、戦士が10、赤魔が4というところ。
キャラやジョブだけではなくて、武器やアビリティにも個別にレベルがある。
複数の要素を組み合わせて、どう育てていくかというところに個性の発揮の余地がある。

一昨日、「ウィローワンド」という棍棒を拾ったら、グラフィックまでヴァナのあの懐かしいシャモジそのまま。
確かこれのHQはけっこう性能が良いので、フレが作ってくれたのを長く使っていた気がするなぁ、あれからずいぶん経つなぁ、などと思い出されて軽く泣けて来るのだった。

って、アタシゃどこまで耽溺してるのやら。どんだけ懐かしいんだよ!

さてブリゲイドは一応ネトゲなので、それなりに協力プレイもある。
が、そこはやはりケータイゲームなので、この場合の他者との関わりは実にそこはかとない、薄く淡いものだ。
歳をとってしまったので、この淡さがけっこう心地よい。


ヴァナがちょっぴり懐かしい元冒険者さま、ちょいと寄って遊んでかない?w

ただ、課金だけは怖いですぞ。
容赦無い集金システムですぞ。
いったんアイテム買いに手を出したが最期、まっているのは底なし沼でしょうな。さすがモバゲー、そういうところは実に実に巧妙に出来てます。
そら恐ろしいほどに。

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2012. 02. 11  
参った、参った。
軽くハマっちゃいましたよ、ファイナルファンタジーブリゲイド。

モバゲーとスクエニのコラボのスマホゲームなのだが、最初こそ
「こんなクソつまらん手続きだけのゲームなんぞやっとれるか!」
と思っていたのに、気付いたらセッセ、セッセと……orz ←ダメ人間

それというのも、技やアビリティの名称が懐かしかったからなのだ。レッドロータスだのヘヴィスイングだの。
他の名称もFF由来の馴染み深いものばかり。
ジョブはもちろん戦士を選んだわけだが、そうすると自キャラがかつてヴァナに居たころのアバターにそこはかとなく似ていて、さらに郷愁をそそられたかもしれない。


モバイルSNSゲームに潜む恐るべき罠のからくりみたいなものについてのこんなまとめを読んだ直後であるからして、ここらで一発大々的に宣言しておかねばなるまい。




課金アイテムは買わない。

課金アイテムは買わない。



買わなきゃ遊べない進行になっているなら、ハイそれまでよ。
課金するくらいならちゃんと月額固定のMMOやりまっさ。スマホゲーにしては面白いとは思うけど、月々何百円円以上もつぎ込むほどじゃないわね。絵は可愛く動くけど、音がまったく無いし。まだなめこを育てる方が快楽的。

……なめこ可愛い。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm16686731

毎朝ヘビロテのんふんふ。これを聴かないと一日が始まらない。

なめこの出来の良いグッズがあったら買ってしまいそう。ヤバい。あとキュゥべえのストラップの付いた十六茶があったら多分買ってしまう。激ヤバい。でも実はぜんぜんヤバくない。何故ならとっくにどこも売り切れっぽいので(・ω・)

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2012. 02. 08  
相変わらず夫の人はmixiアプリの記憶スケッチを描くのが日課。
昨夜もこういう絵を描いていたわけだ。


そういえばダダって怪獣(異星人?)は、ダダイズムって言葉からネーミングしたんだっけ、と思った途端に、気付いた。

私、この歳になるまで「ダダイズム」が何か、知らない!

……いやスミマセン、「てめえっそれでも美大出かよ」とか突っ込まないで頂きたい。いや突っ込んでも良いけど無視する。敢然と無視する。

ダダイズム。言葉は知ってる。
意味はまったく判らない。
ダダこねることじゃないよな。
ダザイオサムとも関係ないよな。

こういう時はさっさとググるに限る。
で、wikiを読んだ。

以下引用*****************
ダダイスム(仏: Dadaïsme)とは、1910年代半ばに起こった芸術思想・芸術運動のことである。単にダダとも。第一次世界大戦に対する抵抗やそれによってもたらされた虚無を根底に持っており、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とする。*****************引用終わり

んー。既存の常識の破壊や否定。
ん? それってSFじゃダメなの? センス・オブ・ワンダーの役割でもあるわな、それって。

wikiの説明文ではなんだかピンと来ないので、他にもリンクをたぐってみた。ヤフー知恵袋の質問と回答集は、対話形式なのでさらに判りやすく感じた。

が、構造的なことは把握できても、やはりまだ理解に至らない気がした。なにか、足りないのだ。概念として受け取れるための、大事な何かが欠けている。

この状態のままでは、私にとってダダイズムというのは、単なる情報でしかない。
知識として語るための、教養としての形が整わない。
つまり、自分のものにならない。そしてすぐ忘れてしまう。
情報なんぞ、そういう、泡のようにはかない、不確実なあやふやなものでしかない。
すぐに手に入る情報は、すぐに消えてしまうのだ。
かつて灘高の国語教師だった橋本武氏が語ったという
「すぐに役に立つことは、すぐに役に立た無くなります」
という言葉を思い出す。


そして、「ダダイズムは現代美術の源流」という一文があったことを思い出し、Googleを画像検索に切り替えてみた。
ズラズラと並ぶ画像の数々。
それらを一瞥して、一瞬で判った。あっという間に、私はダダイズムを理解した。
そこにあるのは、青春のころからずっと人生で慣れ親しんできた、ある種の統一されたイメージだった。

なるほど。ダダイズム。それは「コレ」だったんだな。なーんだ。私、昔からそれはよぉおおく知ってるじゃん。
たとえばそれは「ガロ」という漫画雑誌の周辺にあったり、中野ブロードウェイのあちこちにあったり、小さな画廊やイベントスペースや、うらぶれた飲み屋の壁のポスターなどに満ち溢れるほどあったもの。

えっ? 
じゃあけっきょく何なんですか? とか訊くんじゃないよ。言葉で説明して済むことなら、wikiとかその他で充分なんだから。
ダダイズムは、イメージなのよ。多分に右脳的な、感覚に依った概念なのよ。
だから、私は文章というシステマチックなツールで説明されても理解出来なかったのだ。
ビジュアルイメージで示されてやっと判る。あるいは、歌や音楽、舞踊、行動、そういったもので示されるもの。

こういうことに出くわすたび、言語とはなんと不自由な、制限された、信頼のおけないものであることかを思い知る。


ダダイズムは、おそらくは永遠のマイナーだ。
それは決して主流になることがない。一般性を獲得しない。大衆に受け入れられない。
当然、商業主義とは正反対の位置に居るしか無い。

ここで、ふと、ダダという怪獣のことに思いが戻る。
数あるウルトラ怪獣の中でも特に異彩を放つダダのデザイン。
子供心に、他のどの怪獣や怪人よりも、あの存在に恐怖を感じていたことを思い出す。

そしてさらに思った。
あのウルトラマン初期のデザインを担当した成田亨氏もまた、ダダイズムの人だったのではないのか、と。
同時に思い出したのは、成田氏が残した一篇の詩。鎮魂歌と題されて、モニュメントに彫りつけられていたという。
日本がバブルの狂騒にまみれた頃、ウルトラマンを利用したCMが頻繁にメディアに流れ始めた。おそらくは、そういう頃に書かれたであろう詩。
ウルトラマンはそういう存在ではないのだ、という成田氏の想いがこの詩には詰まっているように思う。


さて、資本主義が崩壊を始めた現代。行き過ぎた欲望の構造が盛大にツケを支払わされようとしている時代。
金、利益、価値、稼ぎ、獲得、そのための勝利。
誰も彼もがそれを追い求め、それが正義とされた意識が、いよいよ限界に瀕する時代。

新たなるダダイズムの到来は近いかも知れない。
それがどんな形で顕れるのかは見当もつかないけれど。
新時代を招き寄せるエネルギーの噴出に期待しようと思う。けど、あんまり醜悪なのは勘弁な。

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2012. 02. 07  
探偵オペラミルキィホームズ。
正直、これを初めて見た時は
「末世じゃ末世じゃ、末法の世じゃぁっ」
と喚きちらしてその後速やかに忘れよう、などと思った記憶もあるのだが、その後のネットでのファンのテンションの高さに思想転換を迫られた気がして、つまみ食いするように観るようになったはず。
最後には、あの異様さこそを愛でるべきなのだろう、とそれなりの結論を出した。

そして第二期。
一期よりぐっと洗練度が上がっている。やっていることはまったく変わらないけど、カットごとのノリの良さや表情の表現、服や小物やロゴなどの細部に到るまで、センスが良くて可愛らしい。
とてつもなく馬鹿馬鹿しいことをやっているけど、やってる方は馬鹿ではないぞ、という感じだ。
なので観ていて心地よい。夫の人も気に入ったようなので、毎週揃ってニコニコと観ている。


さて、今週のアニメ会のラジオを聴いていると、国井氏がミルキィホームズを熱く語っている。
そしてそこで知った驚くべきエピソード。

ミルキィホームズは、担当声優たちが同名のユニットとしてライブ活動を行なっている。大人気なのでとうとう武道館にまで進出してしまうくらいのバリバリらしい。

で、国井氏は過去のライブを観たらしいのだ。
普通に歌って語る楽しいライブであるらしいのだが、曲の進行の合間に
「ブシロード! ブシロード! ブシロード!……」
とコーラスが入り、そして

『ブシロードの社長があらわれて、人生五十年~♪ って敦盛を歌い始めるんだよ!!!』  ←国井談


ブーッ! 思わず繕い物の手が滑って針を刺す所であった。
な、な、何者!?
いや愚問だった。
なんと楽しい社長様だろう。

そしてそのノリ、私にはいささか覚えがある。
そう、もとヴァナ民にしか通じない話で申し訳無いが、ファイナルファンタジーXIのイベントの動画で、田中弘道プロデューサーがスモークの中から、デンデンデデデデン! デンデンデデデデン! と闇王BCのテーマをBGMにせり上がって登場なさった、あのシーンを思い出したのだった。

いやそれにしても凄いシーンであったろうな、とブシロードの社長様についてwikiってみたら、あ~~もしかして~~かつてブロッコリーのネットラジオにおんみずからトーク出演していたあのお方? 成程なるほど。

wikiを読むほどに、これは実にただならぬ御仁。ごく最近、伝統あるプロレス団体を買収云々というニュースがあったばかりだけど、よもやまさか、ご本人がリングに上がるほどのホンモノであられたとは露知らず。

今後も型破りかつ愉快な活動に期待しております(´∀`)
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2012. 02. 04  
息子お待ちかねの、戦隊素顔の戦士ショーに行ってきた。朝一番、9時開場の回。なんと座席はB列。つまり前から2番目。ほぼかぶりつきである。
内容は、いつものごとく安定した面白さ。歴代すべてのレッドが34人次々登場するのは圧巻だった。まさにお祭り状態。こんな祭りはやっぱり5年に一度、いや出来れば10年に一度にしておいて欲しい、とは思うけど。
実際はそれどころか、ライダーとも共演する乱舞企画がほどなく始まってしまうわけだけどね。
日常化した祭りに意味は無いと思うので、そっちには私はもうあまり興味は持てない気がする。


公演が終わって、恒例の役者たちの挨拶タイム。すぐそばにアイムちゃんがいて、息子のテンションは上がりまくり。アイムちゃんもルカちゃんも可愛くて良かったね。
若人6人、それぞれに見せ場があるわけだけど、やはり一番輝いていたのは伊狩鎧役の池田君。ギャバンの大葉氏にアクションを褒められ、その道を薦められたそうだけど、私も是非そちらに進んで欲しいと思った。今後、日本はますますお金の無い国になって、芸能に割かれるリソースは減っていく。役者の仕事はより一層の奪い合いになる。そんな中、成り手の少ないアクション俳優という路線は、チャンスを増やしてくれるはずだろうから。

そして私の一番のご贔屓、ゴーカイブルー役の山田君の、ま~~~~~~綺麗なこと。肌ツヤといい、シュッとした顔立ちといい、完璧に近い体型といい。そして何より、常に漂う憂愁の翳りみたいなもの。あの独特の雰囲気は、練習や修行で身につくものではなく、天与、ギフト、といったたぐいの特質だと思う。目の前に無いモノを見、聴き、思える、特別さなのだ。顔立ちの良さ以上に、そういう内面が醸しだすオーラのようなものが、人の美に大きく関わるものだ。彼の個性は、現代芝居より、時代劇やファンタジー、奇想天外なもの、浮世離れした創作にピッタリになると思う。持ち前の生真面目さを大事にしていって欲しいものだ。

公演後、息子と解散。夫の人と合流して神保町へ行く約束をしていたので、水道橋駅へ。
目的は、昔から神保町にある天丼の「いもや」。若い頃は何度も行ったが、ここ20年ばかりは御無沙汰。まだお店があると聞いて、無性に食べたくなったのだった。

が、開店は11時。少し早く着いてしまったので、近所の100円ショップで暇つぶし。
ずっと欲しいと思っていた、生姜おろしスプーンがあったので購入。ホクホク。これがあれば、カップ一杯分の生姜湯も作りやすそう。

0204023.jpg

そしていもや開店。久しぶりだというのに、あまりの変わらなさにビックリ。まるで時が止まっているかのよう。まっさらで清潔な白木のカウンター。3つしかないおしながき。天丼、海老天丼、おしんこのみ。明るい照明に照らしだされた小さな店内はどこもかしこも磨き上げられピカピカで、無駄なものは一切無い、究極効率のスッキリ配置。
丼には味噌汁がついてくる。汁の実も、昔と変わらずシジミだ。美味しい。最近、シジミは高いのにね。
そして待望の天丼。
目の前で揚げられ、タレを掛け回され、油の熱でじゅーっと鳴っているところを差し出される。こういうところも変わらない。
もちろん、昔どおりに美味しかった。大満足。ただ、学生向けの盛りになっているので、ご飯がどうしても食べ切れない量だった。最初に「ご飯半分で」と言えば良かった。ご飯はかなり柔らかめで、私好みだったのだけど。世に割りと居られる「白飯硬質原理主義」な、やわい飯が出ると激怒なさる向きにはあまりお薦め出来ないかな。

それにしても、20年変わらないって凄いなぁ、と店を出てしみじみ暖簾を眺めて言うと
「30年以上だよ」
と夫の人が言う。夫の人は青春をその近辺で過ごしたらしいので説得力もひとしおだ。

満腹を抱えて、腹ごなしに散歩。
天気が良くて、割りと暖かくて良かった。
ニコライ堂という建物を見に行った。近代的なビルの群れの中に、突然あらわれる古風な聖堂の円屋根。一瞬ギョっとするようなインパクトだ。

0204021.jpg

折よく、鐘が鳴っていた。日本の寺の鐘とはまったく違う、異色の響き。聞き惚れる。
ニコライ堂の概要はこちら
ちょうどギリシャ史を読んでいたばかりなので、興味深かった。ローマも行ってみたいけど、ビザンツの栄華を訪ねてトルコにも行ってみたいな。

その後、聖橋の上から、鉄道スキーが幸せになりそうな構図でJRと丸ノ内線の交錯を眺め、湯島天神へ。
建築時から残っているのは門だけだそうだけど、この門の意匠が簡素かつ渋好みでとても品が良い。犬公方などと呼ばれてあまり善い印象を持たれていない綱吉という将軍の、清廉で実直な感性が伺われる。
でもまぁ、講堂まで作ってしかも自分で講師までやっていた、ってのはやっぱり何やら、ちょっとどっかズレてるような、「そこまでやるのは将軍の仕事じゃないんじゃないですかねぇ」とも思えて、おそらくは相当に風変わりだったのだろう人柄も偲ばれて、感慨深かった。本当に、学問が好きで、何かと熱心でもあったのだろうな、でもイマイチ空気は読めなかったのかもな、とか。

神田明神も行こうかと思ったのだが、天丼などという普段食べつけない豪華な昼食が胃にもたれ始めて、早々に御茶ノ水を引き上げる。
上石神井の駅そばの「エリカ」で栗のケーキを買って貰って帰宅。ここのケーキはいつも優しい素朴な味で、食べるとホッとするのだった。


神保町も、湯島周りも、昔とあまり変わらない風景が残っていて面白い。
散歩、逍遥というのは、歳を取るほどに楽しくなるレジャーなのだろうと思う。変化も、変化が無いことも、どちらも愉しめるようになるから。
また天気の良い時に、どこか史跡に行きたいところだ。

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プロフィール

星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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