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2011. 12. 26  
久しぶりに歴史本。大々々々好きなアイザック・アジモフ博士の「暗黒時代」が最寄りの図書館に届いたのだ。
毎度ながらのアジモフ節、淡々としているのに読み止められない面白さ。教科書チックなのにどうしてこんなに面白いのだろう。
大事なことや深遠なことを、易しく判りやすい言葉で伝えられる人こそが、真に賢い人なのだろうといつも思う。
私はつくづく頭が悪い。どうしてもこねくった長文になってしまう。
困ったことに、文を短くすれば良くなる、というモンでも無いんだなコレが。


暗黒時代、というタイトルだが、著述はゲルマン民族台頭から始まる。まだカエサルすら登場していない頃。
ローマ帝国がオシャカになる時代から何百年もさかのぼった所から始まるわけで、とことんの根本から始めねば歴史の解説にならない、ということなのだろう。
「風雲児たち」で、幕末を描くためには関ヶ原から始めねばならなかった、という姿勢と同じなのだと思った。

色々な事情で他国の領地に襲いかかるゲルマン民族のパワーに徐々に蝕まれるローマ。
この辺りは塩野さんの本の記憶があるので、サクサク読める。

フン族の大暴れによってゲルマンも領地を追われ、地中海世界がシッチャカメッチャカになった後あたりから、いよいよ話がややこしくなってくるのだった。

なんだかんだでハッと気づくと、ゲルマンの中のフランク族がすっかりガリアを頂戴して王朝を拓いたりなさってる。
ここでポイントになるのが、フランクの王クロヴィスが先祖代々の宗教を棄てて、カトリックに改宗したということ。
これによって、ガッチガチのカトリック揃いだったローマ人たちの心理的支援を得たこと。これがハッキリと明暗を分けた、という印象だ。
この決断の背景には、政略結婚でクロヴィスの妃となった女性が敬虔なカトリックだったことがあるのだけど、常に淡々とした記述のアジモフ氏がここで珍しく
「妃のガミガミ声を思い出したのか」
というくすぐりを挿入したりして、インパクトを出している。
不利な戦況に追い詰められたクロヴィスは、「妻の神が勝たせてくれると言うなら改宗する」と天に誓い、果たして勝利を得、その後部下数十名と共に洗礼を受けた、と。
こんな感じで彩られてしまうと、読んでて楽しい上にイメージ固定にもなる。アジモフ氏的に「ここぞ!」という辺りなのだろう。

めでたくメロヴィング朝開幕となったわけだが、クロヴィスの死後、4人もいた息子たちが争って血で血を洗う感じにたちまちなってしまい(まさに歴史のオヤクソク)、母であるカトリックの妃は我関せずとばかりに宗教活動に入れ上げて、聖人に列せられるほどであったそうな。

……というあたりで眠ーくなってしまって今日読んだのはここまで。こっから先、ますますカオス化するはず。うへぇ。
それにしても「テオドシウス」君、多すぎややこしい。
アッティラは良いよな、アッティラ君しか居ないもんな。


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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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