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2012. 01. 22  
そろそろ終盤のスイートプリキュア。
私はあまり熱心な視聴者じゃなかった。ついばむ程度に見るばかり。
で、漏れ聞く感じでは、今回のラスボスはどうやら
「とても哀しかった」
から事を起こして暴れたらしい。
その哀しみを判ってあげたら良かったんだ、と理解の上でなんとかしようとしているあたり、愛という名のパンチ(暴力)で滅ぼしておしまい、というハトプリよりはかなりマシな解決だなぁとは思いつつ。

それでも私は
「そりゃちょーっと違うんじゃねーの?」
とも思ったのだった。

尋常じゃない哀しみや苦悩、絶望などは、明朗をむしろ受け付けない。
明るいとか正義とか希望とか勇気とか、そういうプラスなイメージで雪(そそ)ぎかねる感情というものがある。
そういう場合は、同じくらいの重さや深さの哀しみ苦しみでシンクロした方が良かったりする。
あるいは、同じくらいの悲嘆を踏まえた上での浄化イメージを示すか。これをこなすには、歌い手あるいは演奏家本人に誰よりも深く苦悩した人生経験が必要であり、なかなか到達出来るものじゃない。

たかだか十代の小娘の明朗や経験くらいでどうにかなるようなものなんて、たいしたものでもないわさ。
なにやらノイズ様はあっさりカタルシスを喰らってしまったようだけど、けっきょく浅はかな悪心だったってことですな。幼稚、というべきか。
まぁそこは音楽の力云々とは関係無しに、ノイズ様もどうやら男性性だったということで、スイプリの代わりにうたプリのメンツだったとしたら納得どころじゃなかっただろうし、ブスぞろいでも無効だったでしょうな、多分そういうこと。



話変わって、昨夜は録画しておいたNHKの水樹奈々特番を観ていた。
あらためて、あのドーム公演がイベントとしてどれほど優れたものであったかを再確認。特にあの、プラネタリウムの感動は、あの日あの時あそこで観ていた人たちだけのものなのだなぁ。
そして、それを企画発案した奈々ちゃん本人はそれを観ることは出来なかった、というくだりはなによりも胸に迫った。でも彼女はそんなことは当然至極の百も承知なわけで。
その上ですべてに全力を尽くすわけだよね。プロ中のプロだ。

彼女のパーソナリティそのものがかなり特別というか、稀少なタイプだという点が最重要だと思う。
少女めいているけれども、かなりの部分で心が少年という男性性なのだという気がする。
彼女の歌うある種の歌は、悲哀を秘めた攻撃性に満ちていて、私はそれがとても好きなのだけど、ライブで盛り上がる曲もやはりそういう傾向の曲が多いようだ。

例えばそれは
「泣きたいけど泣くわけにはいかないので流せない涙」
みたいなものを、代わりに歌にして流してくれること。
男だから泣いちゃダメとか、男だから弱くちゃダメとか、男だから闘ったり守ったりしなきゃダメとか。
そういう在り方を押し付けられて、泣きたくても泣くに泣けない。
そんな心に沿ってくれるのが彼女の歌なのだろうと思う。歌に変えて流される涙。共感による癒し、涙によって雪がれる涙がそこに成立する。

すなわちこれは、演歌が持つ「泣きの構造」の窯変なのだろうと思う。
ベテラン演歌歌手に彼女が認められている理由はたぶんここにある。共通を見出してもらえたのだろうと思う。

ただ、奈々ちゃん自身が演歌を歌いこなせるまでにはまだ遠い道のりがあるとも思う。経験が足りない。広く一般に通ずるための、人生の体験が足りない。共感性をだそうにも、未だ本人の内にその要素が存在しない。
これは本人自身が自覚していることでもあるらしいので、じっくり変化成長を待ちたいところだ。

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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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