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2012. 03. 04  
「やる夫が鉄血宰相になるようです」シリーズありったけ読破ー!

だがしかしっ。これまた未完の長大シリーズなのだった。今後に期待。
読み通すまでにどえらく日にちがかかったのだけど、それでもまだ鉄血さんの人生の半分ちょい。そして本格的活躍がまだまだらしいのだ。正直、ここまでの時点(デンマークとの戦争が終わったあたり)では、大した人物には思えない。なにせ周囲に偉人が多すぎる。そして作者様が、その周囲状況と主要政治家のことも細かく描いていかれるのんで、判りやすい反面、話はなかなか進まないのだ。
が、とにかく知識の無い私にとって、この周辺諸国事情まで膨大にリンクを伸ばして解説してくれることがありがたいのだ。
イギリスに、フランスに、ロシアに、そしてオーストリアに。どんな国家があってどんな政治家が居て、それぞれどんな思惑で動くのか。
そして、欧州というものが一体どういうものなのか。
そこで蠢く権謀術数、陰謀と裏切りの数々、どれほど激しいせめぎ合いと助け合いの変転の大地なのかを。
おぼろげながらにようやく把握できて来た気がする。この、身の毛もよだつような複雑さから、世界大戦を経て私の生まれた時代につながって行くのだと、やっと実感できてきたように思う。

グスタフ・アドルフの進出からハプスブルグの女帝とプロイセン大王の闘争を経て、鉄血宰相がドイツ統一を目指し、ハッと気づけば日本がロシアとガチンコの殴り合いに至る、と。

面白い。
確かに面白そうなのだが。
この先を調べに行くのが微妙に恐ろしかったりする。
高校生のころ、授業やテストなどの「勉強」に関わることを思うだけで胃が痛みゲロを吐きそうになった、あの陰鬱な気分がそのまま蘇る気がするからだ。
何故だろう。
おそらく、責任と重圧を感じるからなのだろう。
学生時代には、親や世間から課せられた、勉学という義務から逃れたいという思いがあったし、今現在となっては、直接関わりのあった父祖の世代に直結する時代に関わることでもあるから、なのだろう。フィクションと同列の昔話のように気楽に愉しむ内容ではなくなってくるからなのだろう。
クリミア戦争を境に、戦闘というものが様変わりして、死と破壊の規模が桁違いに膨れ上がって行くことも知った。
全面戦争、という言葉の真の意味も知った。
国というものが君主のものではなくなり、人民のための国家となったからこそ、その大規模化は起きたのだ、という事実がおぼろに見えてきた。
ここより先の近代史にもっと踏み込めば、間違いなく私は今より遥かに怖ろしい、おぞましい思いを知ることになるのだろう。
が、どれほどおぞましかろうと気持ち悪かろうと、それと同時に並び立つ面白さを否定できない。
近代戦。
複雑化する戦術。
参謀本部、というものが果たす役割とは何か。
大モルトケって人は一体全体、何をしたの? 大雑把な散文じゃなくて、具体的な内容が知りたいのよっ!


さて鉄血宰相については続編を待つとして、次のやる夫鑑賞はどうしたものやら。「やる夫がフューラーになるようです」に進むか、「やる夫バルカスがローマにケンカを売るようです」に戻るか(遡りすぎだろw)、やる夫家康に転進するか。

ナポレオン三世という人物が思っていたよりもずっと波瀾万丈かつ辣腕の人生だったと知ったので、普通にそちらの文献を探しに行ってもいいな。いや普通にモルトケについて調べろよアタシ。

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人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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