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2012. 03. 11  
「やる夫で学ぶ日露戦争」、ようやく読破。
2年掛かりの投下の大作だそうな。最後の参考資料の量の膨大さに敬服。さすがにこれくらい近代だと詳しい人も多いので、反証的コメントも豊富だ。どれも大変ためになる。

が、いかんせん私はあまりにアホで無知なので、これほど詳細で丁寧なまとめ解説でも、ざっと概要を知ったに過ぎない。
開戦当初の辺りは、「なんでこんなにgdgdなんだよ!」と悲憤慷慨し、その次には、この有様でいったいどうやって勝ったのか、それだけをとにかく知りたくなった。
そして判ったのは
「敵も同じくgdgdだったから」
という救いの薄い事実。


子供の頃、私に日本海海戦の栄光を語ったのは、あれは誰だったか。父か、親戚か、小学校の先生か。良く覚えていない。
「バルチック艦隊が攻めて来よったんや。世界最強の艦隊や。敵が、どの方向から来るのか、これが判らんかった。道が3つあったんや。待ち伏せ出来るのは一箇所だけ。東郷は、見事に当てたんや」

『ソ連はすぐ隣の国やのに、なんでそんな大層な話になるんやろなぁ』
と子供心にぼさーっと思った事を覚えている。まあワタシったらなーんにも判っていない。
そして恐るべき事に、昨日までその幼稚なぼさーっが続いていたのだった。
バルチック艦隊のバルチとは、バルト海のことで、そこから途方もない大航海の果てに日本にたどり着かねばならなかったということ。イギリスを経由し、スエズ運河を通れないまま喜望峰を回り、灼熱の海で足止めを喰い、補給も貰えず、兵士は熱病と絶望と狂乱にバタバタ死んでゆく。艦は次々故障し、しかし直せる港も無い。国元に窮状を訴えても助けは無く、それどころか足でまといの老朽艦が追加される始末。日本が完膚無きまでに叩きのめしたロシアの艦隊の真実。

子供の私に、オッサンたちが得々と語った勝利の裏にあったもの。
そして、オッサンたちが語ろうとしなかったもの。南山で、旅順で、奉天で起きたこと。
やっとおぼろげに知った。


なんでこんなに辛いことを、私は読んでいるのだろう。調べてしまうのだろう。何の役にも立たない、一円の得にもならない知識を、なぜ私は追ってしまうのだろう。今、必要なことだろうか、こういうことを知る事が? もっと他に、今やるべき事があるのじゃないか?

とは言え、まだ読みますよ、やる夫歴史スレ。
次はフューラーに戻りたいところだけど、ヴィルヘルム一世から二世の間をちゃんと埋めてからにしたいなぁ。


日露スレで、特に心に残ったエピソードのひとつ。
日本に軍学を教えるためにドイツから来た教官が怒って語った事。
「なぜ日本人は状況把握の大事さを理解しようとしないのか!」

これについては、腑に落ちる点が私にはあった。
見たいものしか見ようとしない。信じたい事を信じる。目の前にある現実を受け止めず、希望的観測へ逃げる。精神論にすがる。
こういう行動は別に日本民族に限った事でもなんでもないが、ドイツ人が怒るほど、特に日本で顕著な傾向だとしたら。
私には、その要因がなんとなく判るような気がするのだ。


なぜ、何の必要も無いのに私は歴史を読んでいるのか。知りたがってしまうのか。辛い、哀しいと言いながら。
状況把握がなぜ出来ないのかね! と罵倒されたくないから、なのだろうと思う。何も知らないと考える事も出来ない。不安を不安のまま抱えているしかない。

けっきょく、ストレスから逃れたくてやっとるだけなんですな。別のストレスを抱えないよう程々にしておかねば。
それにしても、やる夫にハマってから視力の減衰が激しくなった。こればっかりは流石に。困った。うーんうーん。
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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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