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2012. 03. 16  
やる夫フューラーを毎日セッセと読んでいる。とてつもなくエキサイティングでやめられない。
やる夫という人物のレポと、当時のドイツが置かれていた複雑な状況の解説が同時に進むので相当に難解なのだが、明確な描写と分析が頭に入りやすくて助かるのだった。

フューラーその人についての感想はまだ序盤でしかない現時点(釈放された辺り)でもふんだんに湧いてはいるのだが、そっちはまだ置いておくとして。

身の毛のよだつような描写がひとつ。

「やあ、ぼくマルク君!」
と、ピーポ君のAAでドイツの通貨が登場するくだり。

ドイツはWW1で敗戦国となった。
当然、待っているのは戦勝国への賠償。
ここでドイツに課せられた賠償金の額は、GNPの何十倍にも及ぶ法外なものだった。幾十年、幾世代にも渡る未来、ドイツという国が軍事行動を起こしようが無いように絞り上げるための金額設定。


『第1次世界大戦が休戦した日、1918年11月11日のマルクの対ドル相場は……1ドル=7マルク45ペニヒ!』

そしてここからマルク君の戦闘力がぐんぐん上がっていく……いやさ、暴落ってやつなんだけど。

『ところが! 物語が今さしかかっている1922年7月の時点で……1ドル=500マルク!』

なんじゃこの暴落!……とか思っていたら

『やあ! ぼく、マルクくん! 1922年12月のマルクの対ドル相場は……なんと! 1ドル=8000マルク!』

はぁ? 半年足らずで16倍?

マルクの価値が下がるということは、賠償能力も下がるということであり、条約通りの支払いがなされないことへの報復として、フランス軍が年明けにドイツの主要産業地帯ルールの占領を始めてしまう。

『マルクも1ドル=1万8000マルクにパワーアップだ!』

ちょw待て、マルクもフランスも!

1923年7月 1ドル=16万マルク。
───と思ったら、瞬く間に35万マルク。
1923年8月 ついに1ドル=100万マルクに達する。
───と思ったら、1ドル=460万マルク。

もはや紙幣を燃やして暖を取るレベル? てかもう勘弁してください。他人事なのに涙が出てきます。

ところがどっこい、「ここからが本当の地獄だ……」みたいなコメント視認。


『 そしてッ……1923年10月のマルクの対ドル相場はッ…… ───聞きたいかッ!? とるにたらぬ人間どもッ、このわたしの戦闘力を聞きたいかッ!?』

やだもう聞きたくないガクブル((((゜Д゜;))))

『わたしの戦闘力はッ……1ドル=252億6000万マルクだ────ッ』

……もう冗談か、なにかフィクションにしか思えない(・ω・)

ビールが一杯10億マルクで、10兆マルク札なんてのが刷られていたそうな。
当然、ドイツ国内は大荒れ。ミュンヘンのビアホール中心に派手な一揆が起こったりしているうちに……。

『1923年11月15日……我ガ戦闘力ハ…… 1どる=4兆2500億まるく……』

可愛いピーポ君だったマルク君、もはや異世界生物に。゚(゚´Д`゚)゚。


結局ドイツはこのハイパーインフレを、1兆マルクを1レンテンマルクに切り替え、通貨発行にもブレーキをかけるというデノミネーションでなんとかしたそうな。

いや、なんとかなったりしてはいないのか。
なったのなら、WW2は起きなかったのだろうから。
オゾゾゾゾゾ((((゜ω゜;))))経済崩壊、コワい!


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人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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