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2012. 04. 05  
彼岸過ぎても冷え込む日が続いていたが、ようやく春らしい陽気になった。花の蕾が一気にほころんで、桜が泡を吹くように枝を彩っている。週末は絶好の花見日和か。明日は花見のつまみの鶏ハム燻製を作る日。


やる夫第一次世界大戦スレを最新版まで読み尽くし(ロシア帝政打倒あたり)、イギリスの食生活解説(食と歴史が密接に関係しているのがよく判る)を読み、そして今読んでいるのが

「やる夫・シッダールタが目覚めた人になるようです」

現役僧侶さんの手によるもので、解説が判りやすく、かつ深い。これが終わったら、同じ作者の手による

「新城直衛は、末法の世に抗うようです」


に移行の予定。法然上人のお話。

通っていた高校が浄土真宗系だったので、毎週1時間宗教の授業があり、シッダールタと親鸞の生涯についてはちゃんと習ったはずなのだが、まぁ教え方が悪かったのか私がアホだったのか、ほとんど覚えちゃいない。

仏教は宗教というよりは哲学、という言説を若いころから聞いていた気がするのだが、それについての専門的な解説があった。
もともと宗教という言葉自体が仏教のものであり、外来のキリスト教の教えなどをそれに当てはめていったものだということ。
古代ローマにおいては宗教というニュアンスは「自己と再び出会う、自己を見つめ直す」といった意味合いの言葉だったということ。

はてさて、宗教、というものを私たちはどう捉えているだろうか。
これ、実はかなりあやふやな印象でしか、語れないことなのではなかろうか。

私個人は、宗教は興味の対象であっても信仰の対象ではない、と思っている。
日本には、実はこういう人はけっこう多いのではないだろうか。
初詣、婚礼、葬儀、お祭りなどの伝統行事。様々なイベントを日常的に私たちはこなしていくが、そこに宗教的統一がほとんど無いのは世界的に見ればおよそ奇妙なこと。
宗教的なものや信仰にまつわること、いろんなそれらを場面ごとに都合よく使い分けて生きる日本人。八百万の神の国だからと、祈る相手もなんでも有りの日本人。

だが、日本人にドグマ(教義)が無いのか、というとそうでもなくて、根拠薄弱で意味不明な教義や信仰にすがりついて生きる人々もまた多い、とも思う。拝金主義、学歴主義、権威主義、性差別主義、恋愛至上主義etc。メディア信奉ってのもあるな。マスコミによって流布される情報は「信じるべきもの」だと信じている人々。実はどのドグマ信者よりこれの信者が多いのかも。

仏教では人間の苦悩は老病死であるという。根本的でありシンプルだ。真理でもあると思う。

が、やる夫シッダールタが悟るくだりでフッと思ってしまった。
それだけじゃ、21世紀の現代日本には足りないなぁ、と。
技術、物質、機械の文明が発展し、それなりにまだまだ豊かで、生活に余裕のある日本。
そこにある苦しみの正体は老病死という言葉ではカヴァーしきれないのではなかろうか、と。
なにかもっと別のもの、文明社会であるからこその苦しみ。食うに足り、生きるに足りているはずの日本を覆っている、この沈鬱な空気は何なのだろうか。
老病死を超える苦が、あるはずなのだ。
そうでないなら、自殺がこんなに多いはずが無いのだ。
雨風も騒音も遮る堅牢な住処、夜も明るい電気の恵み、夏涼しく冬は暖かい快適が可能な住処のまっただ中で、幼子が殴り殺され餓死させられるなどということが起きる道理がないのだ。

現代に蔓延する「苦」は、何か。
ここ何年もずっとそれを考え続けている。何かが見えるようにも思う。と同時に
「そんなアサハカなモンのハズねーっすよ(プッゲラゲラ)」
と誰かに言われている気がする。
あやふやな、アサハカかも知れないその「何か」を確かなモノにするために、私はあれこれと読み漁るのかもしれない。



えーっと、読み漁るよりも、もうちょっと効率の良い方法、無いっすかねぇ。なんか流石に焦りも感じる昨今。
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星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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