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2012. 05. 11  
ようやくロサンゼルスについたものの、頼みの綱のツアコン様が何処にも居ない! さていったいどうすれば?

ロビーをうろついても一向に見当たらないし、一般通路に出てみても混乱は深まるばかり。夜はどんどん更けていく。さすがに焦る。

そして、ここに至るまでの、旅行会社との齟齬の数々を思い出す。いくらなんでも、肝心要のポイントに人員が配置されてないとも思いがたいが、落ち合えないからには理由があるはず。些細な行き違いを考慮すると、

「そもそものパンフに記されている当初の予定通りの位置に待機しているかも?」

と判断。ならば、国内線ではなく国際線のターミナルに行ってみよう。たしか、トム・ブラッドレーターミナル。

ところが、このターミナルが案内板でははっきりしない。ロス空港は広いのだ。
何人もの空港職員にエクスキューズミー、と声をかけまくる。結局、いったん建物の外へ出てかなりの移動。寒くも雨でも無かった事に微かに感謝。

ようやくたどり着いたブラッドレーターミナルは当然ながらムチャクチャ広かった。そして、やはりそれらしい人は居ない。羽田と違って、該当旅行会社のカウンターがあるはずもない。

このあたりまで来ると、疲労と焦慮と不安で私も相当いっぱいいっぱいだった。それでももっと不安そうな息子をなだめつつ、なんとかしなくてはならない。エクスキューズミーにヘルプミーを付け足して、空港職員に話しかける。何人もの人が協力してくれて、日本人ぽい職員のところに案内してくれた。

「日本語わかりますか?」と訊くと
「いいえ にほんご わかりません」と綺麗な発音でおっしゃる。わっちゃぁ。

でも、いろいろ親身になって手を尽くしてくれた。自分のケータイであちこちに連絡してくれる。パンフを見せると、大きく頷いて、旅行会社のロス支社に何度も連絡を取ってくれたりした。

その結果、パンフに掲載されている旅行会社のナンバーにはまったく連絡が取れないことが判った。ご丁寧に二つも番号が紹介されているにも関わらず。よく見ると、22:00と書いてある。時刻はとっくに過ぎていた。

「アナハイム……シェラトン……タクシー、ダイレクティ」と職員の方が言う。タクシーで直接向かうしか無い、という感じ。確かにもうそれしかあるまい。ウンウンと頷くと、キャッシュは持っているか、という感じのことをおっしゃる。確かにいくらかは持ち合わせがある。

でもこのキャッシュ(ドル)、食事やお土産に使う予定のものなんだけどなぁ……と財布を見せると大きく頷いて、それだけあれば大丈夫みたいな事を言い、私の手荷物を持ってくれて、タクシー乗り場まで案内してくれた。

乗り場には、黄色い大きなタクシーが何台か止まっていた。降りてきた運転手に交渉を開始してくれる職員さん。
「アナハイムシェラトン ナントカカントカ 100ダラー OK?」
「ナントカカントカ 100と20 ダラー カントカ」

私を振り向いて、120ドルと言ってるが良いか、と確認してくる職員さん。日本円にして1万円くらいが吹っ飛ぶか。1時間くらいは走ることを考えると、妥当なのかどうなのか。が、もう仕方がない。とにかく私たちは疲れていた。OKを連発して乗せてもらう。運転手は、ほそおもての黒人さん。黒人といえば力強い顔立ちの人ばかりだと思っていたので、ちょっと意外だった。

大きすぎるくらいの黄色いタクシー、たぶん8人くらい乗れるだろう。そこを二人で占領させてもらっていざ出発。もうこうなったらとっととホテルに着いて欲しい。

が、ほんの数分走ったあたりで、車はガソリンスタンドへ。ああ、補給しないとならないんだ、けっこう長距離だもんね、私たちは到着すれば終わりだけど、この人はまた繁華街に戻ってこなくちゃならないんだもんね。

ところが。給油に降りたかと思ったら運転手さんはどんどん車から離れて遠くに行ってしまった。なかなか戻ってこない。どうやら車だけじゃなくて、彼本人にも補給が必要だったのかもしれない。

かれこれ10分以上待って、再度出発。運転は割りと乱暴で、けっこう揺れる。ほどなく高速道路らしいところに入った。うげげ。高速料金も払わなきゃならないのか、ととっさに冷や汗。これは勘違いであったことを後で知るのだが。
カーステレオが鳴り出す。何言ってるのか皆目判らないトークと音楽。妙に不快じゃない。ああ、外国にいるんだなぁ、と思いつつ夜景を眺める。高速道路は凄く幅が広い。片側4車線くらいある。スイスイ車はぶっ飛んで行く。
息子は信号機の表示や形が日本と違うことに興味を持ったようで、じっと窓の外を眺めている。
「手だ。手があるねぇ」
なるほど、信号の下部に、頻繁に赤い手のひらの表示が出る。とまれ、という意味なのだろうか。

ぼーっとしているうちにホテルに到着した。45分くらいだったと思う。急いでくれたようでありがたかった。

運転手さんがメーターをこちらに向けた。129ドルと端数がいくらか。むむむ。さらに10ドル上乗せか。だが、交渉する気力も語学力も無かった。130ドルOK? と訊いて、OKと言ってもらったので、もうそれで済ませてしまった。ひょっとしてボラレたのかなぁ、と思いつつ。(これも勘違いだったことを後で悟る)
運転手さんにはあまり腹も立たなかった。激怒していたのは旅行会社に対してだったからだ。1万円以上のこの損害、必ず対処してもらうぞ! と。

とにかくも、休みたかった。ホテルにチェックインしないと。本来ならツアコン様が手続きしてくれるはずだが、ここも自分でなんとかしなくては。

フロントカウンターで、日本から来ました、ツアコンに会えなかった、という意味っぽい単語を並べる。幸い、事情をすぐ判ってくれた。私の名と、旅行会社の名を言い、OKOKとテキパキ対応してくれる。日本のように宿帳を書かされることもなく、私と息子の二人分の手荷物をささっと持ってくれて、部屋に連れて行ってくれた。

鍵は今風のカードキー。
そして部屋は驚くほど広かった。日本の平均的なホテルのツインの倍以上はある。ツインなのに、ベッドはそれぞれダブルサイズ。大きな枕が一人あたり4個もうず高く積んである。

ゆっくり休めそうなのは良かったのだが、どうにも空腹だった。凄く疲れてお腹も空いてるのだけど、食べるのはどうにかならないか、と訊いてみるとルームサービスの時間もどうやら過ぎていたらしく、朝6時にデリが開くから、と言われる。しょうがない、せめて水分を摂って、朝一番になんとかしよう、と判断。寝よう、寝よう、とにかく寝よう。ベッドは程よいスプリングで心地良い。

「すごく良いベッドだけど、ボクはもう飛び跳ねたりしないんだ。子供じゃないから」

と息子が言った。そういえば、かつて旅行に行って大きなベッドに恵まれると、トランポリンよろしく飛び跳ねてはしゃぎまくっていたものだった。時の流れにシミジミする。

寝ようとしたら、枕元の電話が鳴った。ツアコン様からだった。
ここで、何故会えなかったのかが判明。

「飛行機降りてすぐの場所、ときいていたのですが?」
「いえ、私ども、その場所までは入れないんです。ですから、荷物受け取り場で看板を持ってずっとお待ちしておりましたんですが」

はぁ? 入れないってなに? あれだけ搭乗待ちの人が普通にひしめいているロビーに入れないなんてことはないはず。いったい、何処のことを言っているのだろう。そして、荷物受け取り場ってどこ? 飛行機から降りて狭い通路に入り、そこを抜けたら直ちにロビーだったはず。荷物受け取り場なんて通ってない。

必死で記憶をリプレイ。そういえば、狭い通路の左脇に、小さく入り口のようなものが切ってあって、その奥に荷物の回転台がチラッと見えたような。が、私達には預けた荷物なんて無かったし、無関係のものとして後方に流していたのだ。

荷物受け取り場が待ち合わせ場所ならば、そう明確にしてもらわねば困るではないか! 誰でもかれでも大荷物を抱えて旅行するわけではないのだから。それとも、手荷物だけにまとめてしまった私たちの方が非常識だったわけ? 

ともあれ、ツアコン様は平謝り、翌朝早くにホテルに来てチケットなどを渡してくれることを確約してくれた。

「というわけで、明日朝6時に起きてデリで朝食確保、7時半にツアコン様からチケットを受け取って、ディズニーランドは9時からだよ、30分おきにホテルから無料の送迎バスが出るからね、8時半ごろ出ようね」

と翌日の方針を決めて、ベッドにダイブ。寝る寝る、もー寝る。とにかく明日だ!



あっ、適当な写真が無い。なのでシェラトンホテルの中庭の写真。

086.jpg

ヨーロッパ調の外観、お城のような作り。フロアは二階までしかない。その分、広大。隅から隅まで素敵なホテルだった。

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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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