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2013. 02. 05  
体調を崩して行きつけの医院へ行ったわけですよ。
点滴やらなにやらで症状は軽快。たいしたことなくて良かった。

で、それはそれとして。この医院、待合の暇つぶしように雑誌をいくつか置いてくれてるわけ。
たまーに行くと、そこで週刊文春を読むのを習慣にしてるわけです。林真理子さんのエッセイや池上彰センセイのコラム、読んで楽しい記事はいっぱい。
で、どの連載より読むのを楽しみにしているのが、中村うさぎ女王のコーナー。

うさぎ女王といえば、買い物依存症から来る借金地獄や税務署との丁々発止の大バトル、整形に次ぐ整形によるあくなき美の追求、ホストクラブ通いに代表される異性遍歴などなど

「なにゆえそこまで身を削りますか女王ー!」

と叫びたくなるほどの捨て身と赤裸々を基盤にして、人生の本質、哀しみや妬みや衝動の真実、なにゆえ人は欲しなにゆえ奪いなにゆえ不幸にまみれるのかを考察し、それを伝えてくださるお方。
私は常々、彼女こそが菩薩であると思っておるのであります。

とはいえ、どケチで貧乏の私はそのエッセイのためだけに雑誌を購入するにはとうてい至らないので、本当に稀に医院に行った時だけ、女王の近況に触れるのみ。

「最近はいかがなされてますか女王?」

そして読み始めるなり吹き出すのを必死でこらえる羽目に。

オントシ55になられる女王、突然馴染みの整形外科医師にお電話なさってこうおっしゃる。

「先生、私を30代にして!」

なんでも女王はネトゲで知り合った異性とリアルで会うことになったのでそれに備えたいとか。そりゃまぁ少しでも若く装いたいというのは女性の普通の気持ちでしょうなぁ。

で、医師がどんな風にしたいですか、と尋ねてきて、こうおっしゃる。

「鳥山明の絵にして!」

じょ、女王……もしかしてそのネトゲってのはDQXのことですかっ。

医師はネトゲの知識は無いらしく、意図を掴みかねてるご様子。

「だって相手は私のことを、鳥山明が描いた絵のキャラでしか知らないわけ! だから少しでもあの絵みたいにして欲しいのよ!」

今まで女優のダレソレとかモデルのカレソレみたいな目鼻にして、という類いの要求には慣れっこの凄腕医師もこれには困ってしまわれた様子。
結局、日にちも無いことだしということで、皺を取ってツヤツヤになる注射を施して、なんとか30代終わり頃な感じの若さを取り戻すうさぎ女王。
が、その後さらなる試練が女王を待ち受けていたのだ……! というところでコラム終了。


読み終えてつくづく思った。
嗚呼、女王は相変わらず女王であらせられる。なんというブレの無さ。日和ることなし。その剛毅なまでの突進ぶり、なんと羨ましいことか。


菩薩はその身を投げ出して衆生をお救いあそばされる。
が、菩薩は菩薩自身を救おうとはなさらないのである。
神よ、女王を護り給え。

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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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