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2013. 10. 08  
ネット上で発表される「体験談」というものが多々あります。

時には多くの感動を呼び、映画やドラマなどへの大々的展開に至るものもあります。

割りとそういうものを読むのが好きなので、けっこうあれこれ消化してきました。

そして、最近、なんとなく判るようになってきたことがあります。

「本当の体験なのか、そう見せかけた創作なのか」

の違いが、匂いを嗅ぐように感じ取れるようになってきた、ということです。


「こ、こりゃぁガチだぜ! まごうことなき生のレポだぜ!」

と、膝を打ちたくなるような感覚があるのです。シズル感、とでも言いましょうか。

そういうのを感じるとき、そこに何が有るかというと。

「乱調」です。
文法の謝り、誤字脱字、言いたいことが不明瞭な言葉の並び、構成力の無さ。


逆に「いやぁとても良い読み物ですが、どう見てもこりゃ釣り目的の創作、あるいは現実の大幅改変でしょ」と感じるとき、そこに何が有るかというと。

「ドラマティック」です。
そして妙に整った文体と文脈。


現実なんてものは、本当に身も蓋もない、煩雑でカオスで無駄の多いもの。
リアルはドラマを狙ったりはしないものなのです。

もし、とても良いお話、良くできた説明、そういうものに心楽しみ、感動をしたりしても。
それをそのまま丸ごと「本当」と信じきることはどうなのでしょう?

信じるほうが幸せな生き方なのは確かです。
ですが、あまりに良く出来た語りには、常にほんの僅かでも、眉唾の意識を持っている方が良いのかもしれません。
詐欺師というのは、いつだって幸せの看板を掲げてやってくるものだからです。


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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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