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2007. 08. 05  
 手術の前に映画に行っておかなくちゃ(`・ω・´)!

 ゲキレンジャー劇場版

 毎度の事ながら、戦隊の劇場版というのは、テレビでやっていることをちょっと拡張する範囲に留まるのが、実はかえって良い所。今年も外さないねぇヽ(´ー`)ノ
 カンフー映画の発祥地・香港でロケを敢行し、思う存分、格闘を見せてくれる。特に目を見張ったのが、ヤン役の石橋雅史氏の素晴らしすぎる動き。どう見たってオジイサンなのに、なんですかそのキレの良すぎるアクションは……なななななな74歳っ!!?? 奇跡だ。神の領域だ。
 ゲキトージャのデザインと動きも神レベルだと思ってるけどね。バク転する巨大ロボの着ぐるみなんて今までありましたか。イヤ、無い(筈)。

 電王劇場版

 面白い(・∀・)!!!

 昨年、カブトの劇場版終了後、惨憺たる絶望を抱えて帰路についたあの日を思い出すと、今年はなんと恵まれた年であることかが身にしみる。
 例年、平成ライダーの劇場版というのは、TV本編とはまったく関わりを持たない、パラレルワールドのような別モノとして構成を作るのが慣例であったらしいが、今年の電王は本編と華麗なリンクを見せてくれる。しかも、本編を見ないで劇場版単品で見ても、なんら問題の無いシナリオにもなっており、担当脚本家の小林靖子さんの力量に舌を巻くばかりだ。
 小林脚本の美点は数々あるが、「背伸びをしない」という点が私は特に好きだ。
 最近ウンザリするのが、設定その他で壮大な風呂敷を広げまくって散らかしまくり、まったく畳もうともせずに適当にホッチャラかしてウヤムヤのうちに逃避そのもののヘタレエンディング〆に陥る、という情けない事この上ない腐れシナリオの多さだ。やれもせん事に手を出すな! と。でっかい事がやりたければでっかい実力を身につけてからにしろ! と。

 小林さんのホンは、地道だ。
 世界の大きさを本当に判っているならば、自分のやれることの小ささも判る。
 だから無理をしない。話を大きくし過ぎない。その代わり、自分にできる範囲の中で微に入り細に入り、全力を尽くす。この繊細さと着実さ、そしてそれに裏付けられたゆえの、まとまりのあるアクロバットが素晴らしい。
 ライダーの制作スタッフの士気は常に高いようで、見ごたえのある絵が満載だった。特にクライマックスのライナーによる空中戦の見事さは、特撮ヒーローというものが「オモチャを売るための30分のコマーシャル」としての宿命を背負いつつ長い年月を重ねて来た、それだからこそ培うことの出来た底力のようなものの証明だと思った。見た事も無い風景、見た事も無い戦い、華麗に舞い踊るマシンの群れ。狂ったようにオモチャを求め、ガチャコンガチャコンと何時間も何日も遊び興じる幼子の気持ちがアリアリと蘇る気がする、稀有なシーンだった。

 あー、あとオマケ映像の「モモタロスのなつやすみ」が、もうww
 てっきりアニメだろうと思っていたので完全に意表を突かれた。これはどういう手法になるのかな。テイストとしてはFlashだと思うんだけど……まぁ、観てのお楽しみで。



 河童のクゥと夏休み

 本年度アニメの大本命の登場である。
 観終って
 夫「どうだった?」
 私「うぐぅっ……ヒック……ヴェェェェン(言葉になってない)」
 夫「泣いてるよこのヒト」
 私「ぶぇぇぇ、えがった、えがったよぉナミダとまんないよ(ハンカチの乾いた所を探す)」
 夫「どこがそんなに良かったの」
 私「ぐしぃ、えぐえぐ、全部いいよぉ、文句の付け所も無いよぉ……ブシー(洟をかむ)」
 夫「アンタがそこまで褒めるなんてなんて珍しい!!」


 というわけで。

 子供だったすべての人に。
 まだ子供の人に。
 大人になりかけの子供の人に。
 子供を育てている人に。
 夏が大好きだった人に。
 まだケガレを知らない人に。
 もう素直にはなれない人に。
 誰かをいじめてしまう人に。
 誰かにいじめられてる人に。
 友達を大事にしている人に。
 誰も信頼できずにいる人に。
 大事なモノがある人に、大事なモノを失くした人に。

 とどのつまりは、すべての人に。

 観てください。出来れば劇場に足を運んで観てください。どうか本当にお願いします。
 こんな傑作、何年にひとつも生まれない!

 


 
 監督の原恵一氏は、長年、クレヨンしんちゃんの構成と演出をつとめて来た方。
 クレヨンしんちゃん劇場版の、奇跡と言うべきハイクォリティを毎年連投で保ち続けた凄腕の人である。

 現代に蘇った河童と、平凡な1家族が出会い、何が起きるのか。
 異なるものとの交流は、人と社会になにをもたらすのか。

 観る前、私は少し不安だった。とてもよくありがちな、幼稚で無教養な自然礼賛主義、人間社会への非難糾弾が結局は行われることになるのではなかろうか、と。見よ、私たちはこんなにも大事なモノを無くしてしまった、悔やむべきだ、正しくあるべきだと、人間の原罪を責め贖罪を求めるが如くのエコヤクザの主張のような物を見せられたらどうしよう、と。

 なんと失礼な思惑だったことか!

 原監督の何より凄い点は、すべてを、公正でニュートラル(中立)に捉えて描こうとする、その視点である。偏見を排除し、物事の本当、本質はどうなのか、ということを、じっと静かに眺め続けて、ありのままを提出しようとする、その姿勢だ。

 こんなことは、なまなかな人間にできることでは無いのである。
「人間」には出来ないことなのかもしれないのである。
 いったい、この人は本当に「人間」なのか。本当は星の王子さまではないのか。天界とかどこかの別の空からうっかりこの世界に落ちてきてしまった存在ではないのか。そんな存在が、ニンゲンとして、この社会で生きて来たという事は、激しく過酷な辛いことではなかったろうか。

 ともあれ、河童というものを、妖怪、精霊、超自然の者として捉えるのではなく、同次元の同等の、しかし完全に異なった知的生命体として描ききったさまは、まことに良質なSFでもあったと言える。
 異なる視点から見る人間の本質。美しくもあり、醜くもあり、すべて混沌として混じり合い、良くも悪しくも、「変化し続ける事」が人間である、という事実。
 ありのままの事実を、責めることはしない。赦す、というのも違う。
 事実は事実でしかないからだ。ありのままにあれば良いのだ。人間も、河童も。
 異なる者どうし、互いに生き方は違えども、互いを尊び、踏みにじらず、それぞれの生をまっとうする。
 ただ、それで良いではないか。互いの在り方から学び合えるモノがあればもっと良い。

 こういったことすべてを含めて、存在それぞれの描き方、自然の描き方、すべてが押し付けがましくなく、それでいて確固たる印象をもって迫る、その映像の凄みを、堪能してもらいたい。

 ここで特筆しておくのは、主人公の妹の描写である。
 妹=可愛い=萌え~、という公式が根付いている昨今の日本であるが、この公式に従って生きる人にこそいっそう観てもらいたい。私はかつて、これほど見事で素晴らしい「幼女」の描写を観た事が無い。これこそが真実である。今まで誰も汲み取ろうとしなかった、幼な子の本当の生がここにある。最高である。

 おかげで格別に良い夏になりそうである。どこか、きれいな流れのあるところに旅行に行きたいなぁ。あ、遠野だけはカンベンなw
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Comment
湖の中で股間から真っ二つにされた宇宙河童もわすれないでやってください。

神社に飾られていた河童の干物が水吸って復活とかなんかいな
テペトは難しいかなー。
まのんさん>
宇宙河童? ワッカリマセーン
蘇生については、まぁ、観てくだされば判ります(*^^)v

夫@こなた>
てぺと?
マジ判りませーん(´・ω・`)
判らない時は
ならば
春山さんちのプールならどうだ!(もっと無理)
おっと@こなた>
まのんさん>
二人とも、仕事中とちゃうんかいw
>エコヤクザの主張~
そーゆー映画だと思ってましたw

「河童」と聞いただけで
あのダメ映画が脳裏に浮かぶもので・・・




とりあえず

トランスフォーマーは面白かったw
トランスフォーマー出来おもったより良くて
周りに薦めまくってます^^;;
鈴木さん>
河童ネタの映画というと……アレとか……ナニとか……(・ω・;)

従来、河童などの超自然をネタにする人と言うのは、つまりはオノレの個人的な思い込み(郷愁、感傷、怨嗟など)を好き勝手に炸裂させるための道具としてそれらを用いることが圧倒的でした。都合の良いガジェットでしか無いわけです。河童のクゥは、そういう自慰的作品とは一線を画したモノだと思います。

Yamaさん>
先日は乙でした~>MHF
トランスフォーマー、評判が良いですね。
吹き替え版は、コンボイキャラを玄田さんが当てているそうで、これまた渋いこと!(コンボイなら子安だろう、という主張する人は息子と同年代かのーw)
>河童映画
カールスモーキー石井の奴かなぁ。

後は「河童の三平」か(新・旧)「妖怪大戦争」くらいしか思いつかない。
NoTitle
はじめまして
私が一番感動したのは「父ちゃん、ごめん 俺人間の友達ができたよ」というシーンです。その後、風が川面を吹きます。これは僕の推測なのですが、この風はきっとクゥのお父さんが吹かせたのではないかと思います(龍を呼んだ時と同じように)。「謝ることなんか無いんだよ。 人間の友達ができてよかったね」という意味を込めて。そう信じたいです。

お父さんを人間に殺されたクゥが「人間の友達ができたよ」と言ってくれて本当に嬉しかったです。
NoTitle
京都の学生さん>
まさか記事を書いてからこんなに時を隔ててコメントがいただけるとは思っていませんでした。そういえばもうじきDVD発売なんですね。ソフト化を通して、もっと多くの人にこの名作が広がっていってくれれば良いと思います。

遠く離れてしまっても、友達というのがまた良いんですよね。ベタつくのが友達じゃないですから。もう2度と逢うことが無くても友達。何十年か後に逢っても友達。風が吹くように自然な信頼が最高ですね(´ー`)
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仮面ライダーカブト12 最終巻

仕事の都合で店に購入に行けず困ってましたが、こちらの利用で解決できました。趣味  ついにシリーズ最終巻!いつもより1話分多く、5話収録。映像特典はいつもと同じで、ノンクレジットOPなどは入っていないのが残念。また、ジャケットには表記されていないが、電
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星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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