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2008. 03. 20  
 某大手SNSの規約改正にあたり、波紋を呼んでいた条文の修正が発表された。

 詳細はそのSNSの会員なら誰でも照会出来るのでご覧いただけたらすぐに判ると思うが、まぁなんと見事な手のひら返しであることよ。
 ともあれ、私を憤激させた部分は解消されたと見なせるので、退会はせずに済みそうである。


 昨日書く余裕がなかったが、アーサー・C・クラーク氏がとうとう逝ってしまわれた。とっくに覚悟はしていたとは言え、哀しいものである。
 予想はしていたけど、「2001年宇宙の旅の作者」ってネットのニュース見出しには書かれちゃうのね。
 小説家は忘れられる。メディア化されたものが残っていく。(あらためて、アジモフ氏が「ゴールド」で書いた切実さが判る気がする)
 これは、文章から喚起されたイメージは個人固有のものでしかないが、ひとたび映像として表現されてしまうと、イメージが共有可能なビジョンに固定化されるから故だろう。
 個人である「ヒト」は実は大変に孤独な存在であり、心に思い描くイメージや、感情、思想などを他人と共有することは出来ない。体験は共有できたとしても、その体験から受けるイメージはやはり個人でバラバラだったりする。孤独な自分を、自分のイメージを誰かに知ってもらうために、共有してもらいたいがために、表現や芸術はあるのだと思う。

 ある意味、実写映像というのは、表現、芸術というものを個人イメージの具現化として考える場合において、たいそうな「罠」なのではないか、という気もする。イメージは「幻想」でしかないのに、それを表現するのに「現実」の存在を撮影して使用するからである。現実にひっぱりまくられて、肝心のイメージが木っ端微塵になってしまう、ということなどイヤというほどあるはずである。
 一流の映像作家は、この点をしっかり踏まえて逆手にとることが出来る人達。
 下流の映像作家はこういうことなどさっぱり判っていないので、現実のオブジェクトをソレっぽく配置して撮影すればそれで良いと思いこんでいる人達なのである。

 思いっきり話が逸れた。
 アーサー・C・クラーク氏の作品こそは、まさにSFの中のSF。正真正銘、純粋純血、真髄にして精髄、上澄みのエッセンスのそのまた最上の部分と言っても差し支えない珠玉ばかりである。未読な方には、1冊だけでもいいので是非何かしらを手にとって読んで頂きたい。
 私が1冊だけお薦めを上げるとするならやはり
 「楽園の泉」


 なにィ、手に入らないだと?! 図書館行けとしょかーん!!

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Comment
余談ですがキューブリック監督が『2001年宇宙の旅』のコンテ書いてる時「神のビジュアル」を考え始めて煮詰まったというエピソードがありますね。ちょっと山田正紀さんの『神狩り』みたいな。
閑話休題、失礼しました。
クラーク先生の作品は短編『九十億の神の御名』がブラック(?)ユーモアが利いてて好きでした。
海底牧場
こんにちは。クラーク氏がなくなりましたね。最近もある本を読み返したばかりです。ただしクラーク氏が亡くなったからではありません。ある事で必要になったので2ヶ月ほど前に読み返しました。それは、「海底牧場」という書籍です。この小説では西欧の人でも、過去には21世紀には鯨の時代になる可能性もなきにしもあらずと思っていた時期もあることがわかります。私は、これを題材として、鯨を含む海洋資源と海洋開発の重要性と、将来性などについて私のブログに書きました。私は、ここからさらに話しを発展させ、「パクスマリーナ(海の平和)」という考えを持つに至りました。これをいずれ、時代を変えるような「パラダイム」の次元に高めるか、あるいはSF小説のネタにするか、あるいはただの妄想で終わるのか(笑)?どうなるかわかりませんが、未だに私達に影響を与え続けるクラーク氏は素晴らしい人だったし、これからも語り継がれていくことでしょう。是非私のブログをご覧になって下さい。
ヨシカワさん>
ビジュアル、すなわち視覚を超越したイメージをなんとか明確に視覚化しなければならなかったわけですから、煮詰まるというか、七転八倒というか、想像もつかないナニカがあったことと思われます。キューブリック氏は映像表現に関して、まさに鬼のようなところをお持ちだったと思うので、なおさらかもですね。
クラーク氏の凄いところは、とにかくクールそのものだという点だと思います。ブラックで冷笑的な視点も持ちつつ、自閉的にならない、情緒の垂れ流しにならない、とことんまで品がいい。若い頃は情緒性が薄いと感じられて(つまり、萌えポイントが見えなくて)ハインライン、アジモフに比べてイマイチだと考えていたのですが、なんと浅はかな見方をしていたのだろうと、つくづく思います。

yutakarlson さん>
上で述べたのとは別に、クラーク氏の凄い点を挙げるならば、やはりとんでもなく遠くまで届く先見の眼、でありましょうか。海底牧場もかなり古い作品であったと記憶しています。破格の探求と思索の活動がそれを可能にしていたのだと思います。氏の著作は大いなる人類の遺産として語り継ぐべきだと私は思っております。
お誕生日おめでとうございます。
おでっさ様>
ありがとうございます。東京ではかなり早めに桜も開花したとのことで、誕生日でもあるしスキンを変えてみました。
今日は息子と一緒に、就職用のスーツをこれから買いに行きます(^O^)/
skypeで旗がたってたのでみたらお誕生日が。。w
PSPでもskypeが使えるようになりましたが、
登録してあるのがオブさんとkyoさんと両親のみってのがすこしさびしい。。

アーサー・C・クラーク氏といえば2001年の映画のみなんですが、小説版よんでさらに細かい内容なので改めて見直した記憶が。。もういっかい読んでみようかな
Yamaさん>
ぬぁー、Skype!('Д')
すっかり忘れちゃって、立ち上げることすら無くなってました。
そういう機能もあったんですね、お祝いありがとうございます!
昨日は、WiiFitのバランスボード「ウィーボ」もクラッカー鳴らしてお祝いしてくれました。そういえば昔のMacも、誕生日は祝ってくれた気がします(*'-')

「2001年」はクラーク氏は「原作者」じゃないんですよね。映画と並立していて、それぞれ別個である、という稀なケースだったそうです。色々と相違があって、比較も楽しいですよね。
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星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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