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2009. 03. 02  
昔から「蒼天航路」は激しくお気に入りで、でも全巻くまなく読んでいたわけではなかった。
このほど、1~25巻までをまとめて入手する機会があったので、ここ数日夢中になって読みふけっているのである。

やっぱ、いいわー。
この「蒼天航路」があらわれるまで、日本における三国志のイメージというのは儒教精神を重視し、人徳の人・劉備を中心としたモノだったはずである。
だが私は高校生の時に初めて触れた吉川英治版・三国志(もちろん、その当時のイメージに準拠した(というより、日本における三国志のイメージの基本がこの吉川版だったと思われる)に、いきなり違和感をたっぷりと抱いていた。
主人公として描かれる劉備が、あまりにショーモナイ奴、甘ったれの泣き虫のヘタレにしか見えなかったのである。
そして劉備の敵・奸雄として描かれる魏の曹操が、あまりにきらびやかで魅力的で、しかも人としての圧倒的な実力と価値に満ちた存在として見えていたのだった。
「どう見たって、この話の主役は曹操だろう! 劉備じゃないだろう! 曹操こそが本当の、最高の英雄ってもんだろう!」
だが、当時の私のこの思いは大正生まれの私の親などにはまったく通じず、話は噛み合わず、歯がゆい思いをしたことを昨日のように思い出す。

しかし、現代日本における曹操のイメージは、すっかりこの蒼天航路が塗りかえてしまってくれたようで、実に嬉しい。

で、ついさっき知ったのだが、なんと今春からTVアニメ化だそうな。
グイン、毎日かあさん、そして蒼天、春爛漫過ぎる気がする。曹操様の声、だれかしら。ドキドキ。

レッドクリフ完結編も上映が近いんだっけ。そういえば、レッドクリフ前半はブログで触れる機会がなかったのだけど、完結編も是非大画面で観たい! と思わせる素晴らしいモノだったのだった。一見むさい、うだつのあがらないっぽいオッサンの群れが、とてつもなくカッコ良く、色っぽく、心震える存在に見えてくる、映像マジックの魅力に満ちていた。特に、めったにお目にはかかれない「陣ぞなえ」をバッチリ描いてくれている点は、私の心の宝物。今後、戦(いくさ)を扱いながら陣形1つまともに描けない無知非才な映像を罵るにあたり「レッドクリフじゃちゃんと出来てたのに!」と引き合いに出せるのである。実に素晴らしいことである。あと曹操様を吹き替えた磯部勉氏の声サイコー! 魅力10倍あーっぷ!

やっぱ歴史マンガいいわー。
蒼天航路が終わったら、次は「ヒストリエ」が読みたい。岩明氏が描くアレクサンドロス、むちゃくちゃ興味あるのだった。
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Comment
No title
映画を見た少し後に、ほぼ初対面の人と偶然レッドクリフについて話す機会があったのですが、2人してずーっと盛り上がっていたのが、「戈の使い方が正しかった!」という点でした。我ながら何見てるんだか。
(「戈」という武器は、柄の先に、柄と垂直に刃が出ている武器で、乱戦で敵の足を引っ掛け、敵を引き寄せる武器なのですが、某ゲームではただのポールウェポンとして使われていたのが納得いかなかったのです。)
No title
新城君>
おお、戈ですか。カ、ですな、カwカカカww
私も映画見終わったあとに「陣形が……」とかつぶやいた人がいたりしたら初対面でいきなり盛り上がったかも知れません。
ヴァナには「伍子胥の戈(ごししょのか)」という両手鎌があります。伍子胥といえば「死者に鞭打つ」の人。そして「伍子胥の戈」の特性は「対アンデッド:命中+7」、うははははは! てなもんでこの武器は私のお気に入りとなりまして、引退する日まで手放さず持っていたはずですw
NO TITLE
私の世代ですと、三国志と言えば横川光輝かKOEIのゲームのイメージですね、正義=蜀、悪=魏といったイメージでした、
私は社会人になってから蒼天航路を読んだのですが、今まで読んだ三国志物では一番ですね。曹操はもとより魏の軍師たちの描かれ方が最高でした!
NO TITLE
蒼天航路は悪役がカッコイイですね。
董卓とか、袁紹とか 
劉備もとても魅力的で良いです。

最近の歴史物だとモーニングの「へうげもの」も
面白いですよ (´∀`)
NO TITLE
wizwizさん>
お久しぶりです(゚∀゚)ノFEZで元気にいくさを楽しまれているようでなによりです。
そう、曹操の周りの軍師達が良いんですよね。荀と郭嘉が私の贔屓です。脳筋の呂布に向かって「今は軍師の時代だ」と言い放つシーンもありましたね。で、純一脳筋戦士の呂布を支え続けた軍師・陳宮がまた味わい深いんですわー(・∀・)
人材への執着がたいへんに強かった曹操様ですが、目をかけ集め育てた部下達に自由闊達に討論をさせ続けても、「浮かび上がってくる者はいない」と、すこぉし不満そうに眺めているシーンが実は一番印象的でもあります。

ベルさん>
董卓、袁紹、みんな「これでもか、これでもか」ってくらいかっこいいんですよねぇ(*´д`*)
捕らわれてすーぐ死刑になっちゃうような出番の少ない人でも、むやみやたらと個性的で立派な顔で描かれていたり。蒼天航路の何よりの魅力は、数多の顔をとことん描き尽くした、というところだと思っています。漫画家って、けっこう人物描写の引き出しはショッボイ人が圧倒的に多いのですが、ここまで見事に描き分けが出来る人、というのは、もうまったく次元の違う才能を持っている、と言って良いかと思います。
基本的に私は劉備が好きじゃないですが、蒼天の劉備はけっこうイケてるとおもっちゃいますもんねぇw
「へうげもの」、wikiってみました。おお、これは面白そうです。文化方面の描写は楽しみですね。蒼天航路も、曹操が起こした革命的文化勃興について多く頁が裂かれていたのがまた良かったです。詩が、良いんですよこれがまた。曹操様の。ネットで簡単にそういう文献に触れられるようになって、実にありがたいことです(´∀`)
NO TITLE
蒼天航路は途中で読まなくなってしまった...面白かったんですがね~
立ち読みが主だったんで...
また、古本でもあさってみようかとも思っています。
赤壁の前くらいだったかな...よまなくなったのって。
確かにキャラの一人一人が個性的でしたよね~
呂布の強さなんか人間じゃねー!とか。

三国志では、吉川英治版の小説も読みました。
横山光輝さんの漫画も読みました。60冊買っちまったw
小説が読みづらいって人でも、漫画と小説を交互に読むといいです。
漫画が挿絵かわりになるので、情景がイメージしやすいのです。

グインサーガも三国志をモチーフにしてたような...

身近には呂布みたいなベ○さんが...ゆかいですw
NO TITLE
かりすさん>
立ち読みだとキビシイものがありそうですね、普通のマンガよりはるかに強烈な作品ですから。
私もこの歳になって初めて腰を据えて読んだわけですがw
その結果、人生の書と言っても良いくらいの重い一作となりました。この曹操こそは究極の理想の男性です(キッパリ)……そりゃ人生最萌えがナリス様ってのは動きませんが……破格、という点では共通しているこの2キャラですが、ナリス様が抱えていた惰弱ぶりなんてものは、蒼天曹操は薬にしたくも無いって感じなんですよね(´ー`)
呂布は怖いですね、あの猛烈さの表現は、マンガでしかできないものだと思います。
横山60巻って、金額にしただけで冷や汗ヽ(゜ー゜;)ノ 蒼天36巻だってめまいのする様なお値段ですのに、嗚呼。
グインサーガは、つい最近「三国志宣言」が出ちゃって読者周辺騒然としてますが(完結可能なのかって意味で)、広く世界史をベースにしていることは、かなり初期から明確だったようです。私は世界史にものすごく無知だったので、そういう点があまりピンとは来てないままだったんですけど、ざっくりとした西洋史を頭にいれて再読した先日、それがやっと痛感できました。ギリシャ・ローマ時代から、一神教による社会への移り変わりの構造を知ると、今後のグイン世界におけるミロク教まわりの動きがますます興味深いです。最新刊あたりの展開がまさに今そういう核心ぽいですよね(^^)

え、ベ○さんって呂布なんですか? ビキビキッ  とか?w
NO TITLE
となると、私の陳宮はどこに?  (´∀`)

わ 我はひとり・・・
NO TITLE
ベルさん>
か、かりすさんが、ち、陳宮ってことで!∩(゚∀゚∩)
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星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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