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2009. 05. 15  
ヒロ君&絢香ちゃん夫妻のマリッジリングは、「俄」というブランドのものらしい……という記事を読んだので、ホームページを見てみる。

「俄」

ほぉほぉこれはなかなか。

さて、ぶっちゃけ私のジュエリーに対する目は厳しいよっw
古今東西、あっちこっちの宝飾を店舗、展覧会、写真、博物館とかで見まくってきたんだから。それこそ10歳になるやならずやのころから宝石のウインドウに張り付いてヨダレを垂らすクセはあったから、オタク歴よりもジュエリー狂の人生の方が長いんだよな(´w`)


日本におけるジュエリーの歴史というのは長いものではない。
古代史においては、勾玉などで知られるとおり、首飾り、腕輪、耳飾りといったアクセサリーは普通に存在した。
だが、ある時期(平安以前と思われる)を境に、日本女性のファッションからそういったアクセサリーはことごとく消えてなくなってしまう。代わりに、「櫛(くし)」「簪(かんざし)」「笄(こうがい)」といった髪飾り、あるいは帯留め、男性は根付けなどに凝ることでオシャレを楽しんでいたらしいが。
平安時代の十二単を思ってもらえば想像がつくかもしれないが、何枚もの着物や襟を重ねて色柄の取り合わせで個性を出したり季節に合わせたり、織りや素材の質感による自己演出、という方向にオシャレの本質が向かっていったのかも知れない。キラキラと輝くモノでアピールする、というベクトルとは「文化がちがーう!byエウメネス」といったところか。

江戸が明治となり、着物が洋装に代わっていくと同時に、西洋風のジュエリーも日本にやってきた。
そのあたりが日本のジュエリー元年だとしたら、たかだか百数十年っぱかしの歴史しかない。
そんなこんなで、洋服に合わせるのが当たり前のジュエリーを、和装にあしらうのは大変に難しいこととされてきた。ぶっちゃけ、はっきりとタブー扱いと言って良い。ネックレスやペンダントが着物の襟元にぶら下がっているところを想像してみて欲しい。野暮の極みである。襟合わせは着物の見せ所の1つであり、余計な装飾はそれを台無しにするだけなのだ。ブローチも同様。ジャラジャラしたイヤリングもそれに準ずるところだろう。わずかなお目こぼしは指輪くらいか。けどこれも、私個人の趣味としては、素晴らしい着物を着ている人が、派手でゴージャスなキンキラ指輪をもつけていたら、成金趣味の悪目立ちと感じてしまうのだけどね。

とまぁなんだかんだで、ジュエリーと和の取り合わせというのは、なじみの良いものではないのである。
だが時代もすでに21世紀。大胆な発想とセンスで意外なコラボレーションがあっても良い。
俄のジュエリーは私はいっぺんに気に入ってしまった。特にこの「那由他」のサファイアの方はメチャメチャ欲しい……ちっ、高いなぁ……(^ω^;)
ヒロ君がこういう個性的なデザインをマリッジに選ぶセンスを持ってるのもささやかに嬉しい。無難なありきたり、ってヤダよね、ウンウン(´ー`)


「ぱぱー。かくかくしかじか、和風ジュエリーのとっても素敵なアクセがっ云々」
「んー。和風。んー、たとえば、お寺の、卍の、模様の指輪を、こう中指にはめて、相手の額にじゅーっと焼き印したら……」

ハーケンクロイツですね判ります。反転だもんね。うん。いーんだ。欲しけりゃ自分でなんとかするべき、ってことだと解釈した(´_ゝ`)
なんかシャクなので、五歳児モードで夜空を見上げてみる。
「アタチの理想のパパー! 青い指輪がほっちいのー! ダイヤのなにかもほっちいのー!!」

……私の理想のパパンって要するに「パトロン」、すなわち金ヅルってことなのかー?!('Д')

この後、「30万のジュエリーと、1回5万の温泉旅行数回分とどっちか選べ、ってことになったら選びきれずに憤死する」と結論づけ、けっきょく消費なんかできないや、と身の程を知る私であった。ちゃんちゃん♪

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No title
言われてみれば
昔話で「金銀財宝」という単語は出てきても
「紅玉の指輪」とかいうアイテムは出てきませんし
せいぜい仏像の彫刻として飾りがある程度ですかねぇ


ハンズ等で「電子レンジで作れるシルバーアクセサリー」が売ってますが
あれなら低コストで自分好みのやつを作れますよ。
本物の宝石もあるし(意外と安い。超高いのもあるけど)
Re: No title
鈴木さん>
そうなんです、紅玉ということなら、普通は簪の飾りということになるでしょうね。
そもそも日本列島において、宝石そのものの採掘があまりありませんし。
水晶はそこそこですが。それもキラキラにカットするわけではなく、丸く磨いて艶を愛好するという形だったようですね。数珠にしたりとか。
日本では、金属加工の技術などはもともと大変優れてましたので、維新後、西洋風のジュエリーが入って来た以降、急速にそちら方面は伸びたらしいです。粘り強くて繊細な加工が可能なプラチナの扱いについては、世界に誇れる水準に今はなっているようです。そういえば真珠の大量養殖を可能にしたのも日本でしたね。「世界中のご婦人の首を真珠でしめてごらんにいれます」と豪語した御木本氏のお言葉に、幼いながらにどれほど感動したことやら。

実際おっしゃる通り、カットされただけの状態の宝石(裸石)の価値なんてのはそんなに高いものでは無いんです。ジュエリーの真価は加工にあるんです。宝石の輝きを活かすために、どこまで細心の注意が払われているか、それが肝心なんですね。台座の石の留め方1つとっても、安物ほどぞんざいです。
そういえば、ヤフオクで衝動買いしたオパールの裸石や、母の形見の裸真珠とか、ずっとアクセ箱の肥やしになったままなんですよね(;´Д`)
冗談でもなんでもなく、石は1000円そこらとしても、加工賃はその50倍からン百倍が当たり前。そういう世界なんですよ。

で、銀細工粘土は昔、手を出そうとして下調べした段階で挫折しました(^ω^;)
あれってものすごく取り扱いがメンドウなんです。
で、私好みの精緻な石留めが可能なはずもない。
んー、でも、カットじゃなくて、カボションに磨いた石を埋め込む感じならそれなりになるかもですね。でも自分好みに納得のいくものが作れるようになるまで、結局何十万円も投資することになりそうでw
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プロフィール

星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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