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2009. 05. 18  
かねてより面白いと噂の「へうげもの」ついに入手。
「へうげもの」とは「剽気者」の意だろう。主人公の異色の振る舞い、感性を評して、織田信長が「ひょうげたやつよ」と何度も言っては甲高く笑うのである。「ひょうげる」を辞書で調べると「剽軽(ひょうきん)なことを言ったりしたりする、おどける」とある。
まっことこの主人公・古田左介(のちに織部)は、珍奇な人物である。戦国武将の数あれど、物語もまた多くても、この古田のような存在を描いたケースはなかなか無いのではないだろうか。
数奇者である。文字通りスキモノである。21世紀なら単にオタクである。アニメも漫画もフィギュアも無い時代(仏像というフィギュアはあったw)、重度のオタクが群がり情熱を傾けたのは、茶器であった。書画骨董のたぐいである。
卓越したセンスと「数奇」への執念。英雄豪傑ひしめく戦国の世で、たとえ武で立てずとも、数奇者の天下で名を馳せようとする、独立独歩の気概。
時に義に寄り、時に卑に寄る。真逆の心や振る舞いが、ごく自然体で1人の人間にあらわれる。明と暗。正と邪。光と影が渾然としてカオスである、まさに生の人間そのものである。素晴らしい。この、まるで理想化されていない、容赦の無いありのままの人物像を描いている、という事実だけでも、マンガ史に残る価値があると思う。

絵柄は垢抜けないけど、丁寧で真摯。私はこういう絵が大好きだ。でもちょっと「サルでも描けるマンガ教室」思いだしちったけどw
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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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