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2009. 08. 06  
昨日から夫の人が夏休みなので、平常勤務の息子を尻目に夫婦で遊び回っている。
昨日は、まず豊洲の映画館で「サマーウォーズ」鑑賞。

以下、ネタバレ混じりの感想↓






正直、中盤までは観ているのがかなり辛かった。映像的には申し分ないのだが、いかんせんお話が気に入らない。とある地方の旧家が一族あげて大いなる危機に立ち向かう、という奇想天外なストーリーなのだが、そのストーリーの肝心、根幹、そういったものに関わる設定や展開などに無理がありすぎなのだ。「そりゃねーだろ!」のツッコミの嵐。なまじ、日常に関わる描写や演出のクオリティが大変に高い分、お話のあり得無さとのギャップがますます激しく、なんともイライラ。

ところが、地味だが着実な演出のテンションが、中盤以降どんどん上昇していく。
その盛り上げ方があまりに巧いので、突っ込みどころも展開のバカらしさも、なにもかもどうでも良くなっていき、一気呵成のクライマックスから大団円まで、息もつかせぬ映像マジック。最終的には大変に満足してシアターを後にすることになったのだった。

そういえば、もう何年も前、息子を連れて行った東映アニメフェア(ワンピースなどが同時上映だったと記憶している)でたまたま観た「デジモンアドベンジャー・ぼくらのウォーゲーム」の意外なまでの見事さに唸らされたことをありありと思い出した。監督は同じ人・「細田守」氏である。この人の演出力の高さはハンパじゃない。お話の欠点を演出で思いっきり巻き返しているのである。なかなか出来ることではない。ルサンチマンを感じさせない、カラッと軽やかで健康的なバランス感覚は、希有な輝きである。今後「細田ブランド」として認識し、安心と期待をもって観ていくことになるだろうと思う。

豊洲を後にして、ゆりかもめで台場へ。
黄昏迫る潮風公園で、ライトアップされた1/1ガンダムを見るためである。
色とりどりのライトが明滅するガンダムは、昼間とはまったく違う印象で美しい。7時ジャストになると、懐かしいBGMが流れ、効果音とともに首を回し、ミストを噴出するパフォーマンス。なかなか見ものだが、個人的にはじっとたたずんだ姿の方が、想像力を自由に働かせることができるので好きだ。
屋台のボッタクリ価格のビールや焼きそばなどを飲み食いして、ほろ酔いで帰宅。


今日は大泉のOZまで出向き、8日のディケイドとシンケンジャーの劇場版の座席予約をする。このシアターはネットや電話での予約を受け付けていないので、現地に行くしかないのだ。全席指定扱いでそりゃぁあまりに不便ってもんだろう、とは思うのだが、息子が3Dで観たがっているので劇場の選択余地がほとんど無いので仕方もない。
そして3Dで見られるシアターは、並より高価なのである。大人一律2000円。前売りを買ってあったとしても、差額を払わねばならないというシビア仕様。(障害者手帳があれば、500円は割引きだそうだ)3人分だと6000円。ううう。面白いといいな^^;

その後、池袋経由で上野へ出て、国立科学博物館へ。
目指すは特別展示企画「黄金の都シカン」である。
子供の頃から、南米の遺跡と文明に興味があった。特に不思議だらけのインカ文明は好きでたまらず、死ぬまでに一度は訪れてみたい場所の一つとして未だにカウントし続ける地なのである。
だが、今回の展示はちょっと期待外れだった。インカ文明より遡ること数百年(日本では鎌倉・室町時代辺り)、インカのルーツと呼ばれる文明の発掘物の展示だったのだが、さすがに地味さはぬぐえない。しょっぼい展示だったなぁ、と気落ちしながら出口に向かうと、記念品・お土産ショップのあまりの規模に圧倒される。今回の展示物をモチーフにした、呆れるほど多彩なグッズの数々。またこれらが、どれもこれもムカツクほど出来の良い(もちろんお値段も高い)ものばかりで、それがまたかえって苛立たしかった。
サンリオまで参入してるわけで、インカ風の装飾を施されたキティちゃんグッズの山を見たときには、もうあんぐりと開いた口も塞がらなかった。いったいぜんたい、考古学と、こんな商業主義と何の関係があるのかね! ぁん? 金が無いと発掘もできないよ、だぁ? そりゃぁそうだろうがね。それでもやっぱり、何かが大いに間違ってるという気がしてならなかったよ! 滅多にそんな気分になることも無いのだがね、今日ほど「もうヤダこの国!」と思ったこともなかったよ!(`_´)

発掘結果を3DCGを駆使してわかりやすくまとめた映像はなかなか興味深かったけれど。
明らかに高位の男性が、大勢の殉死者とともに埋葬されているわけなのだけど、そのうちの1人がとても奇妙な埋葬なのだ。座位の天地をひっくり返し、首は切り離され、首だけがひっくり返されず、頭頂を上に向けられている。高位の埋葬であることを示す、シカン神の仮面をかぶせられて。

他にも付近で、血縁と見られる高位者の埋葬があるのだが、こちらは普通に座位のままなのである。
なぜ、1人だけ、こんなに奇妙なのだろう。なんとなく、やんごとなき方が何かしらのタブーをおかして、罰、あるいは贖罪、穢れを祓うといった意味を背負っているのではないか、と感じた。
文字をもたなかった文明である。謎はあまりに多い。謎が謎としてさらに謎を呼ぶからこそ、考古学はロマンをかき立てるのだろうと思う。

だからこそ、私は過剰なまでに洗練されたデザインの考古グッズに苛立つのかもしれない。そういった記念品を買い求め、収納に収め、「あ~、○○文明? 私知ってるわよ、見に行ったんだから、ほら、これよこれ!」的な安易な納得と自慢のネタとして処理されてしまうのだろうな、などと思ってしまうからなのかも知れない。

そういえばフードコートで、インカコーラなるものを飲んだのだった。いやぁものすっごい鮮烈な蛍光イエローだった。味は甘くて爽やかだったけど、妙に薬くさい。成分、なんなんだろうなw



追記:
インカの謎中の謎、巨石遺跡。
こちらの紹介が判りやすい。いったい、何千年も前に、如何なる手段でこんなことが可能だったのか……(○_○)
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Comment
昨日見てきました。うぉーげーむ。
設定がUNKOだとかヌルイとか突っ込みどころ山ほどありましたが、非オタの人からすれば、オタからウザイ語りされなくて見やすいモノになっていると思います。非オタカップル向け王道優良アニメかと。
イトカワのカプセルがアンナ再突入するかよ!って突っ込んでもダレもわかんないよねw
Re: タイトルなし
svetlanaさん>
イトカワのカプセル、そのツッコミは私も判りません、すみません^^;

ホント、ツッコミどころは多いんですよ、何がイヤって、あんな気持ち悪い仮想世界に個人情報やインフラを託せる気になる「まともな大人」なんてのがどんだけおるねん! てのが最大ですが。設定とは、物語のベースであり根幹であり、展開のために都合良く利用するためのガジェットではない、と思っています。ですが残念なことに、SF要素が映像やゲームなどのジャンルに適用されると、この「安易なガジェット扱い」ということが多く起こります。

今まであんまりにも、そういった事例をさんざん見続けてきたせいでしょうか、最近は麻痺してしまったように、昔ほどカリカリしなくなりました。
で、映像は映像として評価するべき、とも思うようになりまして、そういう意味では、この映画の冴えた演出や緻密な絵作り等は、大いに褒めるべきものであり、複雑な気分ですが総合評価は高くなっております。

でもなんちゅうかですね。
細田氏の才能は高く評価するし、素晴らしいのですが、どうにも、こう、私のツボではない。
スカッと爽やか好青年、非の打ち所の無い秀才、という感じ。
やっぱ、煮えたぎるようなルサンチマンから来る情念みたいなものが無いと、脳汁分泌が足りんわー(´¬`*)
でもソレはそれ。コレはこれ。良いものは良い、と言うべき時には言わねば、というところです。
シカン
シカン、売店良かった?
買う物無かった、今回は。

インカ展のが一杯買い物したな。
Re: シカン
ロカンドラスさん>
お久しぶりです。
私の好みではありませんでしたが、グッズはみんなそれぞれ、それなりに高品質だったと思います。
私も何も買いませんでしたけどねw
唯一、本気で欲しくなったのはアルパカの毛で出来たクマ(理不尽な)!
だって手触りがものすっごく官能的で……でも5000円くらいしたので諦めました(・ω・)

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星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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