--. --. --  
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2009. 10. 12  
NHK連続人形活劇「新・三銃士」始まったよーっ!!(^O^)/

これは素晴らしい! 予想以上のクォリティ。
人形劇、ではなく、人形活劇、であるところがポイントか。新・八犬伝が永遠の夢の残照となっている世代としては、人形劇というのはあくまで、舞台があり、その中で人形が動き演ずるもの、という印象があるのだが、この三銃士はどこまでも映像的であるのだった。舞台ではなく、いちいち精巧なセットを組んで、その中で人の代わりに人形が動く、というコンセプトで作られている。
ありありと思い出したのがジム・ヘンソンの「ダーク・クリスタル」であった。この作品は、まるで奇跡のように特撮映像の世界にポカッと産まれて消えた、比類無き映像美なのである。ただ、どこまでも幻想性にこだわった作品世界が凡俗の要求とはかけ離れているためか、マニアばかりが随喜の涙を流すという、幻の名作となっていたのだ。ソフトはとっくに絶版扱いで、ウチにあるのは香港版かなにかの字幕無し英語のみDVDだけだし……って!!!! いつの間にブルーレイ版なんか出てたんだ!? 鼻血吹くわww みんな、買うんだ! そして観るんだ! そして知れ、「比類無き」という言葉の真の意味を!
造形物でしかない「人形」が、そこにそうして生きて息づいているとしか思えないという奇跡の表現がこれほどの高みまで上り詰めている作品は他には無い。CGポリゴンがどれほどドット的に進化しようが、この「マペット(人形)」たちの圧倒的な存在感に肩を並べる日が来るとは私には思えない。そんなことは百も承知とした上でもって、別の道、別の価値をCGムービークリエイターは目指すべきであろう。ピクサーのクリエイターたちは、そういうことはキッチリ判っている人たちであると感じる。だからいつも安心して次作を待てるブランドに成り得ているのだろうと思うのだった。

ダークリブルーレイの存在に血が上って思いっきり話がそれた。
人形、というものには独特にして侵しがたい価値があるのだ。人に似せて作った、人ではないもの。だからこそ、そこに人は夢をかけられるのである。イメージを羽ばたかせることができる。想像や思いの依り代(よりしろ)となることこそが人形の存在価値であり本質である。
そういう人形達を動かしてドラマを紡いでいくことの価値もまた然り。人間が演ずる実写とも、描いた絵が動いて演ずるアニメとも違う表現が可能になるのだ。
人形劇でしか描けないドラマティックがある。三銃士というネタは、まさに人形劇に最適のチョイスと言えると思う。濃厚でロマンチックで荒く激しくダイナミック。そんな大デュマの作品世界を余さず描き伝えようという意欲にあふれた初回だった。これほどの高品質展開で40話ももつはずない、という余計な不安までついてくるほどだ。


あれ? 毎週月~金で40回だから、8週? たった2ヶ月ってことか? 
放映期間そのものは短いんだね、そう思うと、そこそこテンションを保ったまま一段落まで行けるかな。とにかくがんばって、スタッフの皆さん! 人形劇の熱いブームを再び! 嵐のごとき熱狂を再び!

そして、いつかいつの日か、このクォリティそのままで「グイン・サーガ」の人形劇を!
「まだ言ってるw」
「死ぬまで言い続けてやるとも!」


関連記事
NEXT Entry
バトンが来たよ
NEW Topics
初めてなのに懐かしい  Fate stay night
さらば上石神井
過ぎ行く2013
現実はドラマティックを狙わない
新生ライフ
アイウエオの歌
文は人なり
曲線美
風立ちぬ
ぜろせん!
Comment
変損
しかし、ダーククリスタルのような作品は、二度と作られるはずもなく、ヘンソンの次回作は『ラビリンス』となるのであった。

俗っぽいね。

ダークリのようなものを予算をかけて作ろうにも監督がリュックベンソンだと『アーサーとミニモイの不思議な国』になるのでありました。

ああ、ラビリンス寄りだ。CGだし。
見事に見逃しました。ちゃんと録画しとかないと・・・。

http://www.j-cast.com/tv/2009/10/08051268.html
>第10話までの放送は月~金、11話以降は毎週金曜となる。

毎日放送するのはは2週間のみのようですね。そこからは週1になる模様。明日からは見逃さないようにしないと・・・。
ダーククリスタル
なつかしい~!
これは銀座の映画館で、しかもなぜか
試写会で観た記憶があります。
試写会の前に食べたハンバーガーの
脂にやられて、胃がむかむかして、最低の
気分で観始めたのに、観終わったら
そんなことは忘れていた、
大傑作でした。
なぜか、そんなことをいま思い出しました。
NoTitle
えらく奥行きのある背景だなぁってのが第一印象
あと次にナレーターが田中さんだった。。プライベート大変なのにOrz
NoTitle
夫の人>
ラビリンスはまーつまんなかった。これはヘンソンの才能がどうのってことではなくて、映画業界ってものが一般大衆におもねるしかない状況のせいだったんでしょう。人間というのは自己愛を満たしに映画を見に来るケースがほとんどだし、徹底的に「人間不在」のファンタジーはあまりにもウケない、ということですわな。

新城君>
そっかー、毎日なのは今月だけなのね、あとは金曜のみなのね。毎夕6時は我が家では夕食開始タイムで、昨日はTVに見入ってろくろく喉も通らず、息子に今日も人形劇あるよ、と言ったら軽く悲鳴をあげてました。
なぜ私は食事時間を30分ずらそう、という発想を持たなかったのかしら……今日もいやおうなく6時にご飯が炊きあがってしまうわ(´w`)

MIKAさん>
懐かしいですよねー! 私は劇場公開を学生時代に観たはずです。で、数日後バイト先で映画の話になって「このあいだ、凄い映画を観たんです! ダーククリスタル!」と言ったら、「へ~、誰が出てたの?」と訊かれ、返答にうっ、と詰まったことを覚えてます。
いったい、あの映画の感動をどう伝えれば良いのだろう……?
普通の人たちが、映画にどういう興味をもっているのか、どういう事を面白がるのか、そういうことの前で私個人の感動や感想がいかに意味も価値も無いものであるか。
そういう齟齬のようなものに対するストレスが原動力になって、こうやってネットに駄文を垂れ流す人生になっている気がしてます。

Yamaさん>
すごいセットでしたね。映画さながらでした。私自身としては、人形劇は映像的で無くて良い、と思っているのですが、タイトルはあくまで「人形劇」。スタッフのこだわりなのだろうと思います。
田中氏の語りは、やや物足りなく感じました。ですがこれからこなれてくればもっと良い感じになるかも。たった8人の声優ですべての役をこなすとのこと、スタジオの空気の熟成ぶりが楽しみです。
Trackback
Comment form
 管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
月別アーカイブ
ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。