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2010. 01. 19  
柴野拓美さんが、逝ってしまわれた。
日本SFファンダムの父と言われた方である。SF大会やその他の小さなSFコンベンションに行くたびに、氏の優しい笑顔に接することができた。それはそれは紳士的であり、優雅であり、暖かい人柄が陽光のように降り注ぐような、素晴らしい方だった。
私が初めて参加したSF大会、1992年のHAMACONにおいて、ゲスト・オブ・オナーとして舞台にちゃんちゃんこを着て挨拶にあがられ、そのちゃんちゃんこには、今まで氏が参加なさったありとあらゆる日本および海外でのSFコンベンションの参加証がじゃらじゃらと勲章のごとく飾られまくっており、それをご披露なさる姿がこの上なく誇らしげで楽しそうであられたことを昨日のように思い出す。
氏がおられなければ、日本においてこれほどファンダム活動が活発に根付くことも、SFが振興することもなかったろう。

柴野さん、ありがとうございました。SF仲間とワイワイキャーキャーと騒いでいる若人たちを、まるで愛し子か孫でも見るかのような満面の笑顔でいつも見ておられた、あの美しいお姿を、けして忘れずにいようと思います。心から、ご冥福をお祈りいたします。


そして、嗚呼、なんということ、郷里大輔さんまでもが逝ってしまった。

哀しい。哀しすぎる。これほど、自分が哀しむだろうとは自分で知らなかった。声優さんが亡くなられて、こんなにも哀しいのは、生涯一フェイバリットであった塩沢兼人氏の訃報以来だ。
私は、ずっとずっと、「郷里さんが居てくれるから、大丈夫!」とでもいうような、絶大なる信頼を氏に寄せていたのだ、と知った。
素晴らしい低音。迫力。誰にも真似できないレベルの力強さ。男の中の漢の中の男。そういうイメージを誰よりも明確に端的に表しうる方だった。
私は、氏の人となりをまったく知らない。
だが、どういう人だったかは知らずとも、あの声を、響きを、演技を知っている。
人の声音は、その人の魂が決める。
あるいは、そうあらんとした、魂の形が決める。
郷里さんが顕し続けた、明確明晰な「漢」の魂のイメージは、作品にのって、時を渡って、広がり残り続けるだろう。
私にとっても、そのイメージはとてもとても大事なものだったのだと改めて知り、どうにも哀しくてやりきれない。
あの魂を1人でも多くの男子が受け継いでくれることをただ願うばかりである。


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人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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