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2010. 09. 23  
BECKの感想エントリにも書いたとおり、ヒロ君の引退云々の報道は予想していたことでもあり、驚きもショックも無い。
もともと創作方面に興味があって、最近は自分の体験や思ったことなどを書きためている、という談話もずいぶん前に聞いていたし、執筆をやりたいからという動機も不思議でもなんでもなく、「ああやっぱりな」とだけ思ったのだった。

彼の文章はあちこちで目にしている。
良く言えば端正、悪く言えば硬い文章なんである。
おそらくは、日本語がカタコトでしかない状態で日本に戻ってきて、なんとか素早く日本語に通じようと、必死の努力で体系的に勉強しまくった、そんな感じの、どこまでも正調で乱れの無い、緩みのない、生真面目な文体なんである。余裕の無い綺麗さ。
主に感性で通じあうことを求める、ケータイ小説などを愛好する若い人にはそっぽを向かれてしまうかもしれない、そんな文体。

だがもちろん、私は彼の文章が結構好きだった。
感性重視のつもりだかなんだか、やたらめったら会話ばかり繋げて、しかもそれに「……」だの「----」だの記号を乱舞させただけでニュアンスを描写したつもりになっている能なし手抜き文体で物書きを気取っている、基礎も基本もなっちゃいない大馬鹿阿呆のプロフェッショナル様が跳梁跋扈する現代に心底辟易している私にとっては、どこまでも正調を守ろうとするヒロ君の文体は、不器用さは感じても清々しく快いものであった。

あとは、その文体で彼が何を書こうとしているのか、だけが問われることになるわけだ。刮目して作品の発表を待つことにする。何度も繰り返して述べてきたが、私は彼の転身を心の底から支持し応援するものである。

もちろんそれと、いざ完成して世に出た作品に対する評価とはまったく別の事として行うけれどもね。

物書きの道はたやすくは無い。それは芸能で秀でることと同じ、人間でありながら人間性を捨てることに通じる道。しかも誰が助け支えてくれるわけではない、己の身一つで孤軍奮闘せねばならない地獄のような孤独の道なのである。
だがしかし、ある種の人にとっては、その孤独性こそが救いになることも多いのだ。
執筆という道が、ヒロ君の魂にとっての支えであり救いであり誇りともなりますように。

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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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