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2010. 12. 02  
夫の人が座席を押さえてくれたので、初日夕方、新宿バルト9で実写ヤマトを鑑賞。
大変オシャレな新型シアターのバルト9は平日だというのに満員御礼状態。凄いっすね。さすがヤマトというべきなのか。
実はこの日の昼は久しぶりに養護学校のPTAランチ会だったのだけど、普通の女性の集まりの談話にありがちなパターンの、2、3人ずつくらいに話題のグループが分裂して混じり合わないワイワイが
「今夜ヤマト観に行くの」
と言っただけで、テーブル全部がいっせいにその話題に集中したのはかなりのビックリだった。
『なるほど、これがキムタクというトップアイドルを主役に据えて、テレビという大型メディアで宣伝を打ちまくる、ということの意味であるか』
と納得したことであった。
なぜなら、皆さんそもそもヤマトがどういう作品であるのか、ということをまったくほとんどご存知ではなかったのである。

「話題になっている」

重要なのはつまりコレ。衰退し始めているとはいえ、やはりテレビの力はまだまだ絶大なのだ。


ヤマトは私のオタク人生の原点、原初と言うべき作品である。
隆盛を極め、世界に広がる代表的日本文化の一つとなったオタク文化というものの原点でもある。
すべてがヤマトから始まった、ということを今でも私ははっきり覚えているのだ。
あれから40年近い年月が流れてもなお、鮮明な衝撃。
「こんなものは今まで観たこともない!」
というショックとインパクト。
「好き」というありふれた感情を遙かに超える、言葉にできない執着を初めて抱いた体験でもあったと思う。

好き。好み。大好き。
そういうものが追いつかない激しい思い。
愛、と呼ぶしかないのだろうか?
いや、ここまでの年になると、私はその言葉はなるべく使いたくはないのだ。
ヤマトについて語るならばなおさらである。
それが何故なのかは、私と同世代の、青春をヤマトとともに過ごした方々の多くが頷いてくれるはずであろうと思う。
ヤマトのスタッフがまさに「愛」「愛」と唱えるようになり始めた頃から、私にとってヤマトはどんどん厭わしい、辛い、苦々しい、忌避すべき嫌なものに変貌していったのだ。その心理の奥には「裏切られた」という想いがあったと思う。
ヤマトを通して、私は大人の世界の汚さを学ばねばならなかったのだ。口先でどれほど綺麗事を連ねようと、行動がそれを裏切ってゆくやり口というものを。物事を誤魔化し粉飾し、宣言を翻すためにさらに重ねる美辞麗句。すべては金のため。商売のため。少しでも多く儲けるため。
それはすなわち、人間の世界がどうやって廻っていくのか、維持されるのか、という現実の奥深さそのものでもあった。

私とて、すでに老境だ。
大人の事情、というものがどれほど身も蓋もなく、仕方のないことであるのかということなど百も承知である。
若い頃、あれほど忌避し憎み嫌い恨んだモロモロのことどもを、すべて受け入れ飲み込み、あるいは受け流して納得して済ませることが大人のやるべきことだとも知っている。

それでも。それでも、なお、だ。
「私の愛したヤマト」
心の中にこれが占める位置ってものを、なにかに譲り渡し、塗りかえることなど出来ないのだ。ランドセルを背負った少女の頃からずっとずっと変わらずに抱えて持ち続けた、大事な人生の一部なのだ。

実写ヤマトは、私の愛したヤマトを蘇らせてくれるのだろうか。


******************

で、どうだったのかって?
言いませんよそんなこと。まだ公開二日目じゃありませんか。何も言いませんよ今日はまだ。


でも、そうね、一つだけ。たった一つだけ叫んでおこう。








ギバちゃんの真田さん凄ぇぇぇぇぇぇ

完璧だった。真田さんそのものだった。生きて動く生身の真田さんがそこにいた。声色まで、青野さん演じるところの真田技師長まんまだったのだ。アナタ、どんだけ真田さん好きだったんですか! いや。「好き」だけであそこまでの領域には行けない。まさに、好きだの愛だのそんな俗まみれのありふれた言葉なぞが追いつくべくもない激しい何かを、彼もヤマトに抱いていたのではなかろうか。

真田志郎。ヤマトの真田技師長は、私が初めて恋した二次元だった。彼を思うだけで直ちに制服姿の女学生気分が戻ってくる、そんな存在なんである。
柳葉さん。ありがとう。真田さんになってくれて、ありがとう。

**************************

内容については語らないけど、予告編観て思ったことくらいはまぁえーやろ。

なんと! SF作家眉村卓氏の実話が映画に! なんと、なんとー!

そして実写「あしたのジョー」の力石がなんか凄い。ただならぬオーラ。期待していいかも。

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Comment
眉村卓のあの話といえば、消えてしまったママチャリの後輪を探す話(違います。

xxxの実写版は見に行かない主義の人なので、ぜひとも「どうだったか?」を聞かせてください。

・・・香川照之って誰よ?
Re: タイトルなし
svetlanaさん>
なにかとネタバレが超ヤバイ映画なので>ヤマト
おっしゃー、エオルゼアにて今度拉致ってPTチャットで話しよwww

香川氏は、私もつい最近まで知らなかった役者さんですが、そりゃぁもう巧くて巧くて。今年の大河ドラマでは実質上の主役だったかと思います。水木しげる氏を演じられてるところも凄かったなぁ、まさにそのものって感じで。ボクシングファンでもあられるそうなので、この方の「おっちゃん」は間違いなくガチだと思います。
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星 ゆう輝

Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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