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2010. 12. 25  
普段テレビ番組はほとんど観ない。消耗することが多いからだ。TV放映アニメからも長らく遠ざかっていたのだが、今季はひょんなきっかけから結構な量を観ることになったのだった。

とりあえずは、観ていたタイトルをざっと挙げてみよう。

よりぬき銀魂さん
おとめ妖怪ざくろ
侵略! イカ娘
神のみぞ知るセカイ
探偵オペラミルキィホームズ
それでも町は廻っている
咎狗の血
おジャ魔女どれみどっかーん
パンティ&ストッキングwithガーターベルト
アイアンマン
STARDRIVER 輝きのタクト
俺の妹がこんなに可愛いわけがない
心霊探偵八雲
荒川アンダーザブリッジ

なおニチアサキッズはカブト以来のデフォであるので省略。ああ、でも今春からプリキュアにも参戦したのだっけ。

一話だけ観たっきりのものもあるし、息子のお付き合いで古い作品の再放送も加わる。

全部語る気力はないので、特に気になるタイトルについてだけ記しておこう。

まずはイカ娘。最初1話を観た時点では、あまりにありふれた流れに「まるで水戸黄門」と切って捨てるところだったのだが、なんだか観れば観るほど演出の高度さとイカ娘の可愛さが心地良くなってしまって、安らぎと憩いのために熱心に観るようになった。最後までこの心地良さは裏切られることはなかった。出来ればまた逢いたいと思う。イカ娘カワ(・∀・)イイ!!

咎狗の血。「杉田萌え 嗚呼杉田好き 声もっと」ってアホ句ひねるくらいに頭パーにして杉田ヴォイスを堪能した。渋杉田、暗杉田、甘杉田。1作で3粒美味しい。どんだけー。

STARDRIVER 輝きのタクト。「颯爽登場!」「貴様! 銀河美少年かっ?!」
この登場シーンに
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \/ \ 
と大口開いて笑ってしまった瞬間に既に企画の術中に陥っていたという次第。生涯もっとも偏愛するアニメ・少女革命ウテナの性転換コピーか? とも思ったのだが、メインライターが同じ方だというのに納得。さぁ、あれほどの破格の挑戦に肩を並べることが出来るか否や。まだ物語は中盤であり、今後の展開に期待がかかる。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない
。今期唯一、何度もガチ泣きさせられた作品。何が泣きのツボって、容姿端麗成績優秀スポーツ万能と、やたらスペックは高いけど人間としての躾がまったくなっていない、ケダモノ並に悪質なアバズレ我儘ゴーマン妹にさんざんに暴虐を加えられながら、それでも全力で妹のために尽し、しかも見返りを求めなかった、それが当然だと思っていたという、兄貴の振る舞いに涙せずにはいられなかったのである。今様のオタクの描き方も秀逸だったし、サブキャラも魅力的だった。特にビッチ妹の対蹠であった真のヒロイン(?)黒猫ちゃんの存在感は圧倒的。波乱の未来が待っていそうであるけど。

パンティ&ストッキングwithガーターベルト。一見、あちこちから要素を頂戴して作ったパッチワークのようにも見えたのだが、その実は色んな意味で衝撃的な、野心に満ちた作品だったと思う。まずもって初回からオタク青少年の萌え幻想を徹底的に粉砕する「性欲と食欲に特化したビッチ二人組によるセクシャルお下劣バイオレンス」という設定で度肝を抜いておいて、怒涛の如き既存のエンターティメントフィクション作品のパロディの奔流でたたみかけ、王道そのものの展開で有終の美を飾るかと思わせておいて……あのオチである。さすがに呆気に取られてしまったのだが、すぐに思い直した。これは「萌え」を命として生きるうら若きオタク青年たちに向けた、厳格なる挑戦と提言なのだろう、と。そしてこの提言の構造は、同じくガイナックス製作の「アベノ橋☆魔法商店街」から変わらずに一貫しているものなのだ、とも思う。娯楽性と商業性と話題性を並立させつつ、生き方についての哲学的提言まで底に秘めさせるとはまさに老練の手腕、匠の技として感嘆と賞賛を惜しみなく捧げたい。

最後に、それでも町は廻っている。個人的に今季の文句なしベストワン。パンストとはまったく違う切り口でもって、煮詰まりかけた萌え文化の現状に対するアンチテーゼに挑んだ作品ではないかと思う。登場する少女たちがとにかくも、生々しいのである。生々しいのに、萌えるのである。可愛くてたまらないのである。身も蓋もなく、残酷なまでに容赦なくドブスはドブスとして描くことまでやってのけ、少女とは決して理想や夢のような存在ではなく、キレイもキタナイも、純真も邪悪も、野蛮も愛らしさも、すべてを並行で合わせ持つ、カオスそのものなのである、というライブ感に満ちた生粋の事実を描こうとした、アニメとして稀有な作品である。
生(ナマ)だからこそ素晴らしい。生を受け入れよ。生に萌えよ! そんな作品だった。このパラダイムシフトは、どれだけの人の心に届くだろうか。パンストの提言と同じで、聞きたくも見たくも無い、つまりそれらを欠片も求めない人間には届かないだろう。ほんの僅かな聡い心にしか届かないかもしれない。

ならばさて、少女革命ウテナの最後のバラはどれだけの乙女の心に届いたのだろうか。だれがそれを集計できるだろうか? 少なくとも確実に、少女の意識に革命は起きたのではないだろうか? あの時代、ウテナという作品は後にも先にも例の無い、画期的な野心作として出現した。そして現在、ごく当たり前のようにハートキャッチプリキュアのような作品が放映され、多大な利潤を産んでいる。私は、少女革命は確かに起こったのだと断ずるものである。
変化はすぐには起こらない。眼に見える形で急激に世の中は動かない。
だからといって、誰かがまず舵を切らねば結局なにも変わらないのである。


最近のヘビロテ。それ町のED「メイズ参上!」


と、



劇中歌「そうは云っても世界は終わらない」。心の底から元気が湧いてくる2曲。どっちも良い詩だなぁ(´ー`)


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Author:星 ゆう輝
人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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