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2011. 08. 15  
珍しく夢を見た。中学時代の知人のM君と会う夢だった。
ボケているので、学生時代の知り合いのことはほとんど忘れている。顔は思い出せても名前が出てくることは稀。
だが夢の中のM君は妙に鮮明で、名前もスッと出てきた。
夢はすぐに終わって、M君と何を話したのかも覚えていない。
だが目が覚めた後に「もしアレが現実だったら」とシミュレーションを開始してしまったら、大変に心理状態が悪くなってしまった。

結論:「何をどう話せば善いのかわからない」
   「仮に2時間過ごすとして、どう応対して善いのか判らない」
   「私にはもうヒトサマとまともに付き合える能力が無いらしい」


                                へにょん(´д`)


まず私がしそうなこと。
「相手が楽しくなりそうな話題を探す」
だがM君のことはよく判らない。中学の頃? 彼はたしか、車が好きだった気がする(スーパーカーブームだった)。あと、洋楽が好きだった気がする(クイーンとかキッスとかエアロスミスとか流行っていた)。あと何故か彼はピンクレディの真似をたまにしていたような……覚えているのはこのくらいなんである。

車? 洋楽? アイドル? 
私に何を話せと言うのか???

いや、訂正。
私が何を話すか、じゃなくて、どう会話しろというのか? というのが問題なんである。
私が何を話すか、については、問題以前に「禁忌」だと言う気すらするのである。このタブー感については後で述べる。

車、知らない。洋楽、知らない。アイドルはうた☆プリにしか用が無い(ォィ
これじゃ会話にならないんである。

もしかしたら、彼はもはや洋楽や歌謡界に興味は無いかも知れない。
ゴルフやサッカーや自転車といったスポーツや、あるいはパチンコや競艇などのギャンブルが趣味かもしれない。キャンプやバーベキュー、釣りやハイクなどのアウトドアが好きかもしれない。
飲み歩きが好きかもしれない。グルメ追求とブランド品購入などの消費活動が好きかもしれない。葉巻を嗜んじゃったりするかもしれない。
TVのドラマやお笑いバラエティが大好きでたくさん見ているかもしれない。
性風俗が三度の飯より好きで雄琴に通いまくってるかも知れない。


やっぱり、何をどう会話すれば善いんだ!!!??

同じ年の男性と会話するためのネタが私には無いも同然。絶望的なまでに知識が無いんである。特に上に挙げたジャンル、私がまったく何も興味も教養も持ってないジャンルが話題になったとしたならば、いったいどうすれば善いのか。

対策:興味のあるフリをしてとにかく話させる。適度に相槌を打つ接待トークに徹する。

やってやれないことじゃない。
だが、私はもう、そういうことをこなしたら、後で自分がどうなるのか、というのを思い知っているのだ。
接待トーク。興味も何も持てないひたすら退屈な話を拝聴するための胡麻すり、気遣い、礼儀礼節。
それなりにこなせば、相手は満ち足りて楽しい時間だったとゴキゲンになってお帰りあそばされることだろう。

だが私は疲れ果てる。消耗する。自分の心身を削ってご機嫌取りのために支払ったかのような気がするだろう。そしてその支払いに対して、碌な代価も得てない気持になるだろう。不公平を感じるだろう。傷つけられた気になるだろう。ああ辛かった、ツマラナカッた、もうコリゴリだと知っているのにまたしても顔色伺いの接待トークをしてしまったと、情けない気持ちになるだろう。挙句の果てには彼を嫌うだろう。場合によっては憎んでしまうだろう。
ヒトサマと会話する、というのは私にとってはこういう事態にまま成るのである。


「だが待って欲しい。もしM君がサービス精神が骨身に染み付いたある種のプロとしての大人になっていたとしたら?」

社会で揉まれ、人生に揉まれ、人間には我を通すことなぞよりもずっと大事なことがあるのだ、という大悟に至った大人の男性として、嘘でも老けても腐っても一応女性ではある私を尊重すべく、接待モードに入ってくれたとしたならば?

その場合もっとヤバい。
私に、私が興味を持っていることを話せ、と?
どんだけ恐ろしいことを起こそうとしているのか知ってるんですかアンターっ!?

ええそうですよ、私はオタクでございます。それも重度で広範囲のオタクです。1を訊かれりゃ30喋る、必殺のガトリング砲トークでございますよ。結果として、文字通り聞き手を圧倒してしまう。それこそ、興味も理解もない事について無用に熱く激しくやかましく喋り散らされて、M君、聞いてるあなた自身がゲッソリ消耗してしまうんですわな。私が私自身として好きに振る舞う、ただそれだけで対人をズッタボロにしてしまう、ミキサーかマッシャーかチェーンソーみたいな奴なんですわな。だから私に話を振るなってば。気を使うなってば。気を使われたことそのものに、我を抑えて譲ってくれたことそのものに、やっぱりこっちはドッと疲れるわけだしさ。


「えーっとまぁその、アウフヘーベンっつーか、どっちもそれなりに疲れずそこそこ満足できる中庸的着地点の模索って選択は、無いんですかい」

その着地点を探るだけでも猛烈に消耗するのが火を見るより明らか。

それにまた、M君がオタクやオタク文化ってものにまったく理解が無いどころか、差別的偏見に満ちている人物である可能性もあるし、その場合私としては「相手も傷つけたくないが、こっちも無論傷つきたくないし、とにかく馬鹿にされたくは無いわな」という意識から戦闘モードに入ってしまうだろうし、そうなったらもう「勝ち」に行くことだけを目的としたディベートを繰り広げることになり、なんだかんだの挙句、得る物なんかなにも無いまま疲れるだけ、というオチが待ってるだろう。


とまぁこんな感じでアレやコレやとありそうなパターンを思いつく限りシミュレーションしてみても、双方ニコニコハッピー憂いなし、という流れになんぞ出来ない。という結論。もちろん表向きだけは円満に済ませることなぞ造作もないが、その造作も無さにこそ私はやっぱり傷つくのだろう、というオマケ付き。

てな始末で、朝っぱらからもうぐんにょり。
せめてっ! せめて相手もオタクでさえあってくれれば! ここまで苦労はせぬものを!
もちろんオタクだからって何の苦労も無いわけじゃないけどさ。好きなものについて熱く語るという点についてだけはお互いなんの遠慮も要らないわけだから随分結構なことだわね。


付け加えて、私は自分が好き勝手に喋り倒す行為そのものに禁忌感を持っている現状なのだけど、さらに最近自分に課した「いましめ」がある。

1.「ちなみに」のあとに本題と関係のない自分語りをするな。
2.「そういえば」のあとに本題と関係のない知識語りをするな。


オタクの陥りがちな自爆罠である。これを臆面もないどころか正義感にも似たような確信をもって発動させるから、オタクは迷惑がられるのである、と判断したからだ。そしてこの「いましめ」、おっそろしくハードなのだ。そりゃもう、生きてゆく歓びが8割がたは削れるほどに。

とは言え、自慢厨なんぞオタク非オタを問わずどこにでも居るけどね。口を開けば自慢とディスりしか出てこない御仁全員の口にこのいましめ2条をお札にして貼り付けて、逆らうごとに電流でも流れるようにでもしてやったら、さだめし病院送りが増えるのではなかろうかと思うのだった。

はぁ。まっことかように、私にとって人付き合いというものはメンドクサイ。
メンドクサイのはお前の性格そのものだろうって? はぁ、まっこと。


……M君、どうしてるのかな。本当はどんなおじさんになってるのやら。ちょっとだけ興味が無くもないけど、知りたいような、知りたくないような。元気でいてくれればそれで良いです。

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人生50年、オタク歴40年弱、母親業四半世紀。老眼とボケが迅速に進行中。麗しいロボ執事をはべらせるのが老後の夢。

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